うどん人 [うどん]
朝、家を出て空を見て「あ、これ梅雨明けたかな?」と思っていたら、やっぱり!いや季節の移ろいを肌に感じるのはなかなか良いことです。
しかしアレですね。これだけ梅雨明けが早いと「あー香川の水は大丈夫か」と思うのが香川人の定め。気になって四国新聞のトップページを見てみます。えーと、今日の早明浦ダムの貯水率は98.1%と…。今年はうどんを締める(茹でるではない!)水が足らなくなることもないかと、ほっと一安心。
冷凍うどんでも買ってきて創作うどんでも作ろうかね。ホントに暑いし。あーでもこれだけ暑いと逆に熱いうどんも乙なものかもしれませんね。西の名店「柳川うどん」のかけだしとつけだしが欲しい!そろそろ「『冷やしかけ』はじめました」かなぁ…
出来心で「柳川」のだしが通販で手に入らないかと検索してみっかったのがこんなブログ。
!…あーもう食いたくなってきた。マジで。柳川タイプのだしが絡んで、少しだしをすった、軟いタイプのうどん、香川では減ってしまったよなぁ。西讃に何件かしか残っていないような気がします。このコシはないけどやわらかい、上のブログの言葉を借りると「ほっとする」うどん。はやく食べたい。
ということでうどんの味を反芻して楽しんでみました。というかむしろ苦行でした…。では~。
追記:
「大喜多うどん」の気合の入ったうどんも…あーだめだやっぱり反芻してしまう!
うどんクレイジー [うどん]
日曜日に友人とうどんとインターネットのお話をしたのさ。
私が学生だった1990年代半ば、この友人とさぬきうどんをアホほど食べまくって、お互いのサイトに文章として書き込んでいた時期がありました。時期的には「恐るべきさぬきうどん」の単行本が出たか出なかったかくらいのことです。
友人は香川、私は徳島で生活していたのでこのような企画はすぐに実行に移していた次第。まーそら一日に何件もうどん店をハシゴして評価をするのが楽しかったこと、楽しかったこと。問題はそのさぬきうどんの評価をどのように文章にして、サイトにアップするのかというところでして…
基本悪い評価の店は掲載しない、気分を害することは書かない、誹謗中傷はしない、誰が見ているか分からないサイトだけに、このあたりをベースに書いていました。だから大きな非難が来ることもなかったし、このようなサイトを持っていたことで私なんかは徳島の某ラジオ局に出演することになったりと、それはそれは面白かったですよ。
でもね、それはそれでやっぱり恐かったです。ネットの恐さを知ったのはそのときにことでした。自分が好意的な文章を書くと喜ぶ人がいるのは当たり前、その結果がいろいろなサイトからのリンクであったり、ラジオ出演だったりという良い方向にでたと。もし、プランを変えて不味い(少なくとも私たち二人にはおいしいと感じられない)うどん店を掲載するとか、おいしい店でも気になったことをズバっと斬り込んだりしたらどうなるのかなって。
私がリスペクトまではしなくても一目置いている人物がいます。その人の名は「麺聖」氏どのような方かは彼のサイトをご覧ください。
麺聖のうどんグルメの旅
氏がどう思うかはさておき、この方最近でもかなり研究してらっしゃいます。そこはもうホント真摯です。
2000年頃から数度のさぬきうどんブームを経て各地にさぬきうどん店が多くできました。それを私は悪く言うつもりはありません。でも…香川出身の人なら持っているであろう心の古里のようなうどん店は、やっぱりそういうお店には無いんです。私の場合細めんコシすくなめやわらかね出汁甘めの「柳川」が心の古里だけど、あのうどんは絶対に他では食べられないものですからね。
もちろんそれはくやしいですよ。でも仕方ないんです。ある程度「さぬきうどんはこんなもの」と何だかよく分からないレールのようなものがあって、そこに乗った列車から配られるうどんは…どれも同じようなものになってしまっている現状がありますし。
何せ私と友人はうどんを食べに行ってはいない。このことは事実なんです。だから私たちは基本的には「ブログでうどんを大きく語ってはいけないのかな」そんなことを感じています。やっぱり食べ続けていないと、今の流行のうどんや新規店舗にはいけないですもの。もうこればっかりは仕方がない。食べている人の感動は変えられないものなのです。だから好意的にうどんツアーのことを記事にしている方のブログを見ていると楽しいです。
見ていて不愉快なのが自分のブログが与える影響を過小評価して好き放題書いているサイトですね。具体的にどことかは書きませんが、好きな店を貶されたら立ち直れないファンもいると思うんですよね。香川は田舎だから変な情報が広まるのも早いし…。と、このような影響を全く考えていないブログは、愛情のかけらも感じないので大きらいです。
こんなことを考えました。2週間後、法事で実家に帰ったときにうどんを食べるつもりです。それで気分が変われば明るい記事を書きたいですね。今日はこんなところで!
もう元に戻れないことは分かっているけども… [うどん]
友人と久々に電気屋めぐり(not日本橋)をしまして.Snow Leopardがあれば買ってもいいかなぁ,と思っていたのにどこにも無く….アレですかね.大阪だったら心斎橋のApple Storeに行くか,ヨドバシ梅田かビックカメラなんば店か日本橋に行かんと買えんのですかね.あ~めんどく~.
まぁ,それはそれとしてある電気屋さんでこんなもの見つけまして…
カーナビのコーナーにあったんですけども,何でこんなあおり方するかねぇ.しつこいくらいに書きますが,もはや各方面で紹介されたうどん店では「生活者のさぬきうどん」は食べることできないんですよね.実際うどん店の近所で違法駐車やらでトラブルになっている,って話しも耳にしたことがありますし.
お盆に実家に帰ったときに書いた記事の中でこんなことを書きました.
10年くらい前にうどんのネタを書いていたころと同じことを書きますが,あえてこの記事に詳細な情報は書きません.それは宝探しのように新しいうどん店を「発見」して新たなさぬきうどん像を「発見」して欲しいからです.
いいことなのか悪いことなのか,10年前よりは格段にうどん店の情報が簡単にネットで手に入るようになりました.ブームに乗っかり香川県内にもセルフタイプのお店を中心に新しいうどん店がオープンしています.でもあくまで私見ですが,その新しい店には個性や特徴のようなものがあまり感じられないのです.ブームにともなう弊害も耳にすることがあります.今一度この文章を読んでくれた皆様が自分自身で好きなうどんを「発見」していただければ幸いです.
カーナビに予め登録されたうどん店に行っても全然宝探しではないし「発見する」楽しみもない!と思うのですが,いかがでしょうか?
もはやさぬきうどんブーム前のあの静かな店には戻ることできないんだろうなぁ.切ないけども.…と今日はこんなところで.
2009年盆休み -うどん屋めぐり編- [うどん]
ということで久しぶりに友人とうどん屋めぐりをしました.
お盆ということもあり有名なうどん店はどこも行列,多分観光客が多いだろうと物見遊山で横を通り過ぎた超有名店Nは車を誘導するおっちゃんによると1時間20分待ちとか….もう香川人的には流石に許せない待ち時間なので,そこはキャンセル.そんなに混んでない,でも楽しめる・美味しい・タイプの全く異なるお店を3件ほど食べ歩いてきました.
まずは1件め.三豊市豊中町の「上杉食品」.製麺所タイプのお店.いろいろ情報を調べたところ午前6~8時営業と記載された情報もあり,基本的に午前中に玉が無くなり次第営業終了とのこと.友人と一緒にうちを出た段階で既に9時50分.もう営業は終わっているかなぁ,と思っていましたがラッキーなことにまだ開いていました.店員さん,ありがとう!
ごめんなさい.うどんの写真はありませんが,冷たいかけをいただきました.時間を外したので若干ゆるくなっていましたが,十分なおいしさでした.製麺所タイプのお店は久しぶりなので妙な郷愁を感じました.
次,2件め綾川町の「うどん喫茶スタート」.香川県の喫茶店のメニューにはうどんがある,という都市伝説に近いものがありますが,あながち間違いという訳ではなく,実際にうどんを出してくれる店もあります.ちなみにスタートも最初は普通の喫茶店だったらしいのですが,うどんも出すようになったお店です.でここの名物メニューがこれ.
その名も「コーヒーうどん」です.見た目は限りなくそばですが,確実にそばではありません.店員さんによると最初にコーヒーの風味を味わって欲しいので,うどんだけ何もつけずに食べてみて,とのことだったので実際に試してみました.…すいません,味覚オンチかつ帰省すると再発する鼻炎で香りがよく分かりませんでした.ただ帰ってきてから思うに多分うどんの上にのりがかけられていたので,その香りが勝っていたのかなぁ,という気はします.こちらは店舗の写真撮り忘れ.ごめんなさい.
最後3件め,自分好みの店で閉めたかったので観音寺市の「やな川」へ.
「やな川」には夏季限定のメニューで「冷やしかけうどん」があり,ここのところ夏場に食べに行く機会が無く,久々に食べてみたくなった次第.うどんはこんな感じ.
「やな川」のすっきりとした出汁が細い麺に絡まって非常によい感じ.結構「やな川」って麺が細くコシも強くないので,ここのところの「さぬきうどんブーム」の中にあっては異端視されがちなのですが,個人的には一番好きな店ですし,バラエティさがあってこその「さぬきうどん」ですので,ぜひ一度食していただきたいところ.いや旨かったです.ちなみに冷たいうどんなので通常よりコシは強くなっています.
10年くらい前にうどんのネタを書いていたころと同じことを書きますが,あえてこの記事に詳細な情報は書きません.それは宝探しのように新しいうどん店を「発見」して新たなさぬきうどん像を「発見」して欲しいからです.
いいことなのか悪いことなのか,10年前よりは格段にうどん店の情報が簡単にネットで手に入るようになりました.ブームに乗っかり香川県内にもセルフタイプのお店を中心に新しいうどん店がオープンしています.でもあくまで私見ですが,その新しい店には個性や特徴のようなものがあまり感じられないのです.ブームにともなう弊害も耳にすることがあります.今一度この文章を読んでくれた皆様が自分自身で好きなうどんを「発見」していただければ幸いです.
今日はこんなところで!
なぜかうどん屋が集中してる場所ってあるよね~ [うどん]
ここのところ日曜日は観劇に行くわけでもないのに,大阪市立芸術創造館に通っているわけです.これが何を意味するか,分かる人には分かるかと思いますが,もう1~2週間ネタを引っ張らせてくださいな.で,何も書かなかったらそのときは(お察し…(略)).
もちろん観劇で芸術創造館に行くこともあるんですね.場所が分からない方にちょっとだけ説明すると最寄駅は京阪本線の森小路駅か谷町線の千林大宮駅になります.そこから10分強歩く必要があるのでアクセスは微妙ですが….ちなみに国道1号線側から旭区役所・消防署があり,細い道を挟んだある意味アートな,ある意味ハコモノか!な建物が芸術総合館です.なお地下駐車場があるので場合によっては電車より車で行った方が良い場合もあるかも,って感じです.参考までにマピオンの地図っす.
実は演劇ネタと思わせておいて今日もうどんネタです.結構アクセスが悪いと文句を言ってる私ですが,駅から芸術創造館に行く間にかなりいろいろな店が並んどるんです.オサレな店ありの,すし屋ありの,食堂ありの….で,なぜか芸術創造館の近くにはうどん屋さんが多いの.しかも付け鴨うどんの店が.
1度公演時間を間違えて少し早く芸術創造館に着きそうになったことがあって.何もしないのもアレだしちょうど昼飯食ってなかったし.まぁ空腹だったことも手伝い思わず付け鴨うどんをもりもり食って旨かったです.ここで注意,香川県には「うどん別腹」というコトバがあります.よく女子が言う「甘いものは入る場所が別なの~」のうどん版だと思ってください.
な・の・で.基本的に私がうどん店の実力を試すには「超空腹な状態で食わない」「食事タイムとは違う時間帯にいく(ラッシュ時の湯で置きうどんの余りを掴まされると当たり前ながらまずいため)」この2つを抑えておいてうどんを食べると,ある程度の店の実力が分かる訳なんですな.
芸術創造館近くのうどん屋,まだ1件しか行ってないですが,今後調査に入りたいと思う所存です.つかしばらくは毎週芸術創造館ですしね~.今日はここまで~!
ざるカレーうどん [うどん]
1ヶ月くらい前の観劇の移動中のときのこと.その日は初夏の陽気ですこ~し暑かったのよ.だけども観劇の間の時間が空き過ぎたこともあり,ロクソドンタブラックからシアトリカル應典院まで散歩がてら歩いて移動してた訳ですよ.
そのときちょうど一心寺シアター倶楽から谷町筋に出たところにある「うどんの前田」でこんなものを発見し思わず友人に写メールしたんです.
「ざるカレーうどん」て….とりあえずそのときはうどんな気持ちやカレーな気持ちではなかったのでその日はスルー.と,言いながら時間があったので,気がついたら日本橋のCoCo壱でカレー食ってました.そしたら友人たちに
「なんでざるカレーうどん食っとかんの!?」
と至極真っ当なことを言われてしまい,今度近くに来たら食べに行こう,となった訳.
昨日の観劇は一心寺シアター倶楽とABCホール.空き時間に行くと良いんでないかい,ということで行って食ってきました,「ざるカレーうどん」.まずは店の門構え.
早速中に入り「ざるカレーうどん」を注文.約5分程度で現物登場.こんな感じ.
ごくごく普通のざるうどんに見えますが…実は漬け汁がカレー(冷たいん)なんですね.カレーそば的つゆというかスープカレー的というか.で,漬け汁の上にあるのが,薬味のガーリックフライ.結構な量のうどんをカレーだけで食べきるのはちょっとしんどい気がしますが,ガーリックフライをいれるとよりスパイシーになってよい感じです.同じようにうどんの下にあるのはかぼちゃの天ぷら.途中の箸休めに甘みが心地よいです.普段入れない生姜はやっぱり入れなかったのですが,入れてみたらどんな味になるのか気にはなるところです.麺はいわゆるさぬき系で普通の太さ,慣れ親しんだ感じのうどんです.生醤油や釜玉もメニューにあるので,かなりお店側も麺に自信を持っているものと思われます.
いや,想像以上に普通で美味しかったです.まずかったらどうしてやろうか,と企んでいたのに:).ごちそうさまでした.で,今日はここまで.
「うどん情報おおさか・リターンズ」復活のカギ [うどん]
連休,特に予定もないので何しようか考え同郷の友人に連絡.彼とはお互い「うどん情報」のサイトを持っていて共闘戦線を張っていた仲.いろいろ話し合った結果,久しぶりに大阪で「さぬきうどん」の看板を出しているうどん店に行ってみるか,ということになりまして.
正直期待してなかったんです.そもそも私が同じようなコンセプトで作っていた「うどん情報おおさか」というWebサイトに限界を感じて辞めたのは「あまりにさぬきうどんとは違ううどんを出す」「コストパフォーマンスが悪い」等々の理由があったからで….でも,辞めてからかなり経って大阪にも香川スタイルのセルフのうどん店ができ,香川に出店しても恥ずかしくないようなうどんを出す店が増えてきたしということで.
行った店は今日のところは内緒です.ヒントだけ出しておくと,大阪北部の幹線道路にある大きな交差点の一角ある香川にちなんだ名前のお店です.結論,食べたうどんは「たまご入りぶっかけうどん(冷)」,うどんに関しては伸びが弱めで固い麺,出汁はいりこベースで多分かつおを加えている感じ,お互いの出した評価は合格点.今後の参考のために基準点として70点(100点満点/60点で合格)という評価になりました.
今後も観劇に行くたびに劇場近くのうどん店に行ってレポートできるようなスタイルを模索中です.あと大阪という土地柄もあるので,コストパフォーマンスの面は文章の中で意見を述べるに留めて,うどん自体の点数には反映させないようにします.
こんな感じでしばらくある程度の店がまとまってきたら「うどん情報おおさか・リターンズ」シリーズをブログの記事にするかもしれません.しばらくしてうどんの記事が更新されてなければ…(お察しください).ということで,今日はこんなところで.
北の大地でうどんを打つ!! -延ばして切って食う編- [うどん]
うどんくんが寝ている間何をしてたかというとこんなことをしとったわけです.(fig.1)
fig.1 暴走する若者たち
そんなこんなことをして約8時間後,私達はTさんきに帰ってきたのでした.そして何をするのかというと「さぬきうどん」の特徴,コシを出すために踏む訳ですね.(fig2)
fig.2 踏みの図
こうして踏むことによってグルテンが出てきてコシがでるわけやね.Tさんが踏み踏みしてる間,Uさんはつゆを作ってました(fig.3).近くの某ソンでいりこを買ってきたんですが,そのいりこが伊予三島産,うーん伊吹島(香川県観音寺市の沖合に浮かぶ島)の近くで取れたんだねぇ,このいわしくん,なんてことを考えていると不思議な気がします.
fig.3 つゆを作ってるの図
一方,足踏み部隊は「踏んで延ばして→また折りたたんでまとめる」という作業を4回やった後,今度はきれいにまとめて,打ち粉として片栗粉を撒いて麺棒で延ばしていきます(fig.4)
fig.4 延ばしの図
こたつの上で延ばしたんですが,この生地の大きさがこたつの面積の5~6割くらいになったところで,生地を折りたたんで包丁を使って切っていきます.(fig.5)
fig.5 切りの図
今回は普通の洋包丁を使用したんですが,本当は麺切包丁(なかなか無いだろうけど)か,刃が直線になってる包丁(野菜包丁とか)を使った方がいいです.また,切るときは一気に押して切るようにね.ほんで,切る前にはたっぷりと打ち粉を打っといて下さい.そうしないと切ったうどんがひっつきます.で,切る上がったうどんをfig.6に示す.
fig.6 生のうどん
この生うどんをゆでるのね.太さにもよるけど大体10~14分くらいかしら.ま,ゆで加減は自分で食べて確認したらいいから,あなたにも簡単ね.(fig.7)
fig.7 ゆでるの図
今回は10分くらいでお湯から上げたわ.このままどんぶりに盛って食べるのが「釜あげ」ね.ここに玉子を入れると最近香川でブームの「釜あげ玉子」略して「釜玉」ね.(fig.8)
fig.8 釜玉の図
ざるにとって水で締める方がぬるぬるが消えてコシも強くて私は好きだわ(ちなみに普通はうどんは水で締めて食うもんである).今回は冷たい(ひやこい)うどんに熱いつゆをかけた通称「ひやあつ」にしてみたわ.(fig.9)
fig.9 ひやあつの図
作ったうどんのお味?う~ん,それは「ヒ・ミ・ツ」.ってのは嘘で,ここからはいつもの口調で書こう.出来あがったうどんはもちろんみんなで楽しく食べました.
Tさん,Uさんは結構うまいと言って食ってました.コシがあってGOODです,と.私が辛口に評価するならばちょっと「固い」かなと.確かにコシはあるんだけど,ねばりと延び(とくに後者)が少なかったですね.ま,実質初めてにしてみては上出来だったとは思います.わ~い,これで大阪に行っても「さぬきうどん」が食えるぞ!(←その前に修行!!)
追伸
O製麺所の打ち手であるM氏にうかがったところ,「固い」原因は「熟成不足」だそうな.もうちょっとうどんくんを長く寝かせてあげたほうが良かったのね.「寝る粉は育つ」っていうもんね.次回作るときは注意してみます.
北の大地でうどんを打つ!! -こねくり回し編- [うどん]
このコラムを書き始めて重要なことに気がついた!!よ~く考えてみると細かいデータがきちんと書けんではないか!というのも例の「中野うどん学校」のセットを日本最北端の政令指定都市に置いてきたからなのよ(Tさん,麺棒とレシピがあるんだから札幌にさぬきうどんを普及させるように,これ隊長命令です!).だからデータはうる覚えなんで,間違ってても怒らないでね.大体,うどん打ち講座じゃなくって,こんなことして遊んだよってコラムですからね.ま,ちゃんとしたうどんを打ちたいって人はここのコラムを読むよりももっと良いサイトがいっぱいあるんで,そっちの方を見たほうが無難でありましょう(自虐的!).
長~い言い訳も終わった,ということで前回の続きから.
札幌に来てから4日目,ようやくうどんを打つことになったのでした.まず用意しておかなきゃいけないものとしては,うどん粉,塩,麺棒(この3つはセットに付いている),あと水,水まわしをするためのボール,麺を伸ばすときに引っ付かんようにするための片栗粉(コーンスターチの方が良いらしいけど),包丁(麺切り包丁が一番いいんですがね),茹でるために出来るだけでっかい鍋がとりあえず必要です.結構一人暮らしをする身の方にはうどんを打つ場所に悩むかもしれませんが,そこは何とかしてください.なんとか~.
まず,私達がしたことは塩水を作ることでして,レシピどおり作りました(うお,データが…).これが結構曲者で,夏と冬じゃ塩水の濃さを調整しなきゃいかんわけです.ちょっと濃いんじゃないかな~,と思いつつ作りました.で,小麦粉をボールに入れて水まわしです(fig.1).
fig.1 水まわしの図
なんかだまだまになって「こんなんでええんやろか?」と思いながら,ちょっぴっとずつ塩水を混ぜていきます.で作ったレシピどおり作った塩水が切れてもなんかだまだま.ちうわけで,おまけの水を若干入れてなんとかまとまったのでした.
で,まとまったうどん粉をこねていきます.みゅー,固~い!!ほんとはちゃんとしたこね方があるんだろうけど,勢いだけで混ぜていきます(fig.2).
fig.2 こねの図
各方面はから聞くとうどんを打つときに特に重要なのがこの辺(「水まわし」のとこね)らしいのですが,わたしぁまともに打ったことがないのでよー分かりません.小学校時代にうどんを打った記憶が鮮明に残っているらしいUさんの意見を聞くと,このへんでいいんじゃないの,ってなことでビニール袋に入れて寝かしに入るのでした(fig.3).
fig.3 寝かしの図
うどんくんがすやすやと寝てる間私達は遊びに行ってたのでした.以下次号!!
北の大地でうどんを打つ!! -偉大なる前振り編- [うどん]
ちう訳で北海道なんです.なぜか北海道に行ったんです.日本最北の政令指定都市に住むTさん(うどん隊隊員番号3:札幌支部長)の家に,UJかがわのUさん(うどん隊隊員番号2:香川支部長)と一緒遊びに行ったんです.
わたくし,何も考えずに北海道に参りました.敢えてすることを書きますと「さぬきうどんの伝道活動」といったところでありましょうか.そのためにわたくし,2つのプランを立てました.まず1つめは「北の大地でうどんを打つ」というものでありまして,このコラムがそのレポートであります.もう1つが「北の大地でうどんを食らう」というもので,これも近々アップ致します.
さて,日本最北の政令指定都市でうどんを打つためにはうどん打ちのセットを用意せねばなりません.今回はあの「中野うどん学校」のうどんセットを準備致しました.消費税込み735円也.約1ヶ月ほど前徳島駅ビルクレメントプラザの地下お土産売り場で手に入れたものです.やけに前に買ってるなと気になったあなた,気のせいです.決して「うどんを打つ暇が無くてとりあえず北海道まで持っていって処分しよう」などと考えた訳ではございません.ちなみにこのうどん打ちセットをかばんに詰めると麺棒がかばんからちょこっと出ちゃうんです.で,飛行機で運ぼうとして荷物を預けようとすると,「かばんから出ては駄目です」なんて係の女性から言われちゃって,
荷物を検められてまさか「うどん打ちセット」が出てくるとは誰も想像出来ない展開だった
でありましょう.くそー,こっぱすかしかったやないぁー!!…じゃなかった,うどん隊隊長としては誇りにすべきことなのでありましょう.
北海道に着いて4日目(早よせーよ),とうとうその時はやってきたのでした.うどんを打つのであります.さてどうなることやら…
以下次号!!
次号ではいよいようどんを打つぞ!!