北の大地でうどんを打つ!! -延ばして切って食う編- [うどん]
うどんくんが寝ている間何をしてたかというとこんなことをしとったわけです.(fig.1)
fig.1 暴走する若者たち
そんなこんなことをして約8時間後,私達はTさんきに帰ってきたのでした.そして何をするのかというと「さぬきうどん」の特徴,コシを出すために踏む訳ですね.(fig2)
fig.2 踏みの図
こうして踏むことによってグルテンが出てきてコシがでるわけやね.Tさんが踏み踏みしてる間,Uさんはつゆを作ってました(fig.3).近くの某ソンでいりこを買ってきたんですが,そのいりこが伊予三島産,うーん伊吹島(香川県観音寺市の沖合に浮かぶ島)の近くで取れたんだねぇ,このいわしくん,なんてことを考えていると不思議な気がします.
fig.3 つゆを作ってるの図
一方,足踏み部隊は「踏んで延ばして→また折りたたんでまとめる」という作業を4回やった後,今度はきれいにまとめて,打ち粉として片栗粉を撒いて麺棒で延ばしていきます(fig.4)
fig.4 延ばしの図
こたつの上で延ばしたんですが,この生地の大きさがこたつの面積の5~6割くらいになったところで,生地を折りたたんで包丁を使って切っていきます.(fig.5)
fig.5 切りの図
今回は普通の洋包丁を使用したんですが,本当は麺切包丁(なかなか無いだろうけど)か,刃が直線になってる包丁(野菜包丁とか)を使った方がいいです.また,切るときは一気に押して切るようにね.ほんで,切る前にはたっぷりと打ち粉を打っといて下さい.そうしないと切ったうどんがひっつきます.で,切る上がったうどんをfig.6に示す.
fig.6 生のうどん
この生うどんをゆでるのね.太さにもよるけど大体10~14分くらいかしら.ま,ゆで加減は自分で食べて確認したらいいから,あなたにも簡単ね.(fig.7)
fig.7 ゆでるの図
今回は10分くらいでお湯から上げたわ.このままどんぶりに盛って食べるのが「釜あげ」ね.ここに玉子を入れると最近香川でブームの「釜あげ玉子」略して「釜玉」ね.(fig.8)
fig.8 釜玉の図
ざるにとって水で締める方がぬるぬるが消えてコシも強くて私は好きだわ(ちなみに普通はうどんは水で締めて食うもんである).今回は冷たい(ひやこい)うどんに熱いつゆをかけた通称「ひやあつ」にしてみたわ.(fig.9)
fig.9 ひやあつの図
作ったうどんのお味?う~ん,それは「ヒ・ミ・ツ」.ってのは嘘で,ここからはいつもの口調で書こう.出来あがったうどんはもちろんみんなで楽しく食べました.
Tさん,Uさんは結構うまいと言って食ってました.コシがあってGOODです,と.私が辛口に評価するならばちょっと「固い」かなと.確かにコシはあるんだけど,ねばりと延び(とくに後者)が少なかったですね.ま,実質初めてにしてみては上出来だったとは思います.わ~い,これで大阪に行っても「さぬきうどん」が食えるぞ!(←その前に修行!!)
追伸
O製麺所の打ち手であるM氏にうかがったところ,「固い」原因は「熟成不足」だそうな.もうちょっとうどんくんを長く寝かせてあげたほうが良かったのね.「寝る粉は育つ」っていうもんね.次回作るときは注意してみます.
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