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なぜか…串本 [コラム・小説・詩]

今週はなんかひどくアンニュイな気分だったので,先週の展示会分の代休を使って金曜日を休んだ.無理すりゃ仕事できるんだろうケド,ぶり返すのもアホらしいので,思いっきり休んだった,だって薬飲んでもまともに眠れないんだもん.6月で期が変わるってことで営業マンは大変な状況であることは百の承知の上であるので,自己嫌悪に陥りそうな気がした.だからそれを忘れるために,また梅雨入り前の清清しい天気であったので,愛車の流星号をオープンにしてちょっくら走ることにした,これが午後1時.あくまで「ちょっくら」なのである.

さすがに直射日光を受けると眩しいし,異様に暑かったのでオープンなのにエアコンを入れる,これって別におかしい事じゃないよね.ところで流星号であるがカーNo.が如何にも河内地域っぽいナンバーなもんで悪いことは出来ないのである.ま,どうでもいいのだが,とりあえずカーNo.と同じ国道をひた走ることにした.平日なのに道路はすいすい車が進む状況.都会の方向からどんどん田舎の方向に向かっているのだからあたりまえっちゃあたりまえだーる.京都府に入ってちょびっと入ったところでコンビニにて飲み物とガムを購入.これが1時45分.異様に展開が早いぞ!

どんどん車を進める.いつのまにやら国道の終点ポイントである三重県の小都市まで辿り付いてしまった.これが2時20分くらい.どないしようかと思っているとフトしたことが頭をよぎる.「紀伊半島一周したろか…」思えばこれが間違いなのであった.三重は営業時代していた地域でそれなりに地理は分かってたつもりだし,和歌山はOさんちに遊びに行くことがあるし,学生のとき研究室の旅行で那智勝浦までいったわけで余裕余裕.日が変わる前には帰れるかななんて考えてたんだけどなぁ.そんなこんなで地図も無いのに見知らぬ道(一応国道にはなっている)を多分南であろう方向に進めていく.国道とはいっても四国だと何があるか分からない恐怖の3ケタ国道.1.5車線程度だったので流星号は余裕余裕.すいすいである.

尾鷲の方向に進んでいるはずなのに一瞬奈良県を過ぎったのは何?なんてことがあったのだが,何事もなく,ほんと何事もなく車を進める.車の中は禁煙にしてるので,タバコが吸いたくなりとある村の「道の駅」でトイレと一服.バスの運ちゃんが「気持ちよさそやね」と声をかけてくれたので「えー気持ちいいっすよ」と思いっきり自己満足に浸ったった.香川ナンバーなのを見て「えー!香川から来たん?」とおっしゃられましたので,ワタクシ「はい,もー6時間近く運転して,っもー大変っすよ」とホラを吹く.別に謝ることもないんだろうけど一応謝っておく,スマソ.「で,南に行って尾鷲の方へ行きたいんですが,こっちの方で大丈夫でしょうかねぇ…?」「大型車通行不可って書いてるけど多分大丈夫やと思うわ」とのご意見.これが3時過ぎ.

おっちゃんのいった方向に行ったのだが….徳島の山岳地帯,某439号線並みのほっそーい,どこで対向するんじゃ,しかも439号よりもあからさまにコーナーのRがキッついキッつい.しっかりと「対向場所」なんて看板がありやがる!そんなこと書かれんかったってここでしか対向できませんがな,とアテもなくツッコミを入れてみる.どーせ,対向車こんやろなーと思った瞬間,でっけー林業用作業車がきて,すわっ!って腰ぬかしそうになり,あぁへなへな~.あー,空気はキレイだけど体が妙にケダルイのは一体何?

結局,紀伊半島一周国道42号に辿り付くまで,小1時間かかってしまったのさ.まぁ,勝手知ったる42号(ただし熊野-那智勝浦間は知らん!)ということでとりあえず,あくまでとりあえず熊野まで行ってみるテスト,を敢行してみた.ぶーーーん.この間約3時間,途中会社からの電話に対応して10分のペナルティ.気がつきゃ熊野市についたころにはもう6時を回っていた.…よく考えてみると朝から食ったものって,あのジュースとガムだけじゃん,ってなことで,道の駅で車に屋根つけて,セブンティーンアイスとブラックコーヒーという誠にシュールな食事をとる.これで3STOPS.

よく考えてみると,悲惨な状態になっていることに今更気がつく….後に引き返すとしても帰るのは12時を回るのである.しかも高速を使って,当然景色も同じ景色な訳でして.しゃーないなぁ,前に進むか…,ってもやっぱりここまでかかった時間を考えると12時回るんである.しかもぜってーこっちの方が距離あるし….しゃーない.とりあえず前進あるのみということで和歌山方向に車を進めるという自虐行為に及んだ次第である,

あまりの状況に涙出そうなので友人Aさんに電話してみる.今仕事中.当たり前である.だって今日は金曜日.世間一般はれっきとした「平日」である.「帰ったら電話入れる,ケドいつになるか分からん」.余計うるうる度が増してしまう.迷惑もかけれないので,Oさんに電話を入れてみる.「和歌山も通りますケド,寄れます?」「う~ん,今からだったら熟睡しとる時間に和歌山やなぁ」「そうですよね.Oさん,明日仕事ですもんね」.…涙がちょちょ切れる,っつうのはこういう状況かねぇ.自爆ですが.

ぶーん,と1時間強で三重・和歌山県境である.下に流れるは清流熊野川.ってのはイヤというほど分かっているし,たしかにキレイなんだけど,そんなこと冷静に考える余裕なんぞありましない.よくよく考えると本州最南端はあくまで「串本町」であって,この境を越えたところで大阪への実質的な距離はむしろ遠くなっていくのである.前進する度遠くなる.なんか人生みたいだなぁ,なんてことを考える余裕すら無かったのである.ぶーん.

快適に時速Xキロで飛ばしていると途中でアレックス・ユーンに引っかかる.分からなければ「周回遅れ」って読み替えといてね.その度にタイムをロスするのでイライラする.そんなときは,こうさ!信号待ち作戦.こっちが信号に止まってユーン君を先に行かすのである.…冷静に考えると余計遅くなってる.しかも2分信号待ちしてグリーンシグナル後1分で追いついてしまうし.全く意味Nothingである.串本に着いた頃時計は8時を回っていた.ナゼワタシハココニイルノデショウカ…

表示をみても和歌山までは200キロ弱アベ50キロで4時間か….………しゃーないのである.ここからは大阪に向かって北上である.前に進むしかないのである.急ごうとするとぺースカーが入ったり,ベルノルディに引っかかるのである,おれはクルサードか!ってへたれやん.もー,F1見ない人には何のことか分からんであろうが,私の頭の中もかなりパニクっていたので,同じ気分をほのかに味わっていただきたい.で,当然パニックなもんだから燃料のこと忘れてましたー!串本で入れたら良かったんだけどね~.まぁ2桁国道だし近くにあるでしょう!と思ったのですが….ぶーーん.

ないんだよ!スタンドが.ほんっとに無いんだよ.このまま和歌山までスタンドないんじゃねーかー.おいおい,そりゃないぜ.と言いたい気分をぐっとこらえて燃費走行.してもつかまるペースカー.思いとおりにはいかないものね.大丈夫かしら….と思っていたらようやくスタンド発見,時間は9時55分,10時閉店.あー,開いてて良かった.トイレも行けるし.と給油と休憩の4STOPS.給油後支払いを済まして気付いたこと.残り持ち金2,800円.もうここまできたら自虐行為ではない,自殺行為である….しかも,その後にわんさかとセルフのやっす~いスタンドいっぱいあんでやんの,24時間の.時として,人は過ちを犯すものである.私はそれが減らないのである.どうしたらいいんでしょうか,神様~….

ぶーーん.和歌山通過0時30分,さすがにOさんに電話できんよなぁ.このままいくか.ぶーん.あとすこしでようやく大阪府,でも前のシビックの方,なんできっちり制限速度なんでしょうか?ここ,片側1車線なんすけど….またユーンかよ.ぶーん.はぁはぁ,あれが関空ですか.ホントは高速使いたいんだけどねぇ.お金がねぇ….下道で行きますか.なんか検問やら工事やら多いし.もーこのあたり記憶が曖昧である.でも居眠り運転はしてない!ハズである.だって生きて帰ってきてるんだもん.ふぅ,というわけで大東にかえってきたのは3時前でしたとさ.12時間以上走って4STOPS,550Km,も少し休めよ,このやろ.それにしても何やってんだろうね,相変わらず.なお,後半になると文章が荒れてくるのはめんどくさいのが第1でありますが,実際,私の精神状況も表しております.ご参考になりましたら幸いです.

さて,ふっふっふっふっふ.これで今年の夏の予行演習は終わりましたよ.もやしさん,忘れたとは言わせませよ.国道439号線制覇,流星号で行きましょか.と予告を入れておこう.とりあえず今回の教訓「見切り発車は良くないよ」.


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文章を考察する… [コラム・小説・詩]

ごらんのとおりである.私の書いた文章というヤツは非常にムダが多くかつ読みにくい代物なのである.仮にもお仕事で「コミュニケーションエイド」なんて人にモノを伝えることで給料を貰っているのに,なんだいこの様は,といった感じである

今日も今日とて会社にて先日のセミナーの報告書やら,新規に導入する商品の企画書のようなもの,はてはウチの会社で発行している小冊子の原稿やら,たくさん文章を書いてきたのである.けどいつものクセである.話があちこちに飛んで飛んでで焦点がよく定まっていない文章になってしまうのである.

それはそれで納得しているのである.書こうと思えばすっきりした文章も書けるハズなのである.でもやらないのである.努力不足と言われてしまえばそこで話が終わってしまうのであるが,この用にホームページのコラムやらエッセイやらで書いている文章量が圧倒的に仕事のそれより多いのである.ホームページを作成することの方が個人的にはプライオリティが高いのである.だからこのような文章になってしまうのである.

以前のコラムにて様々な音楽やら映画やら,はたまた演劇やらの感想文みたいなモノを書いてきた.私のフェイバリットバンドのひとつ,LED ZEPPELINのアルバムに世間一般で最高傑作として語られることの多い「PRESENCE」というのがある.このアルバムを最高傑作という人の意見は大体にしてこんなのである.

「ブルーズの贅肉を削ぎ落として骨格というか固まりだけにしてしまったようなへヴィーロックだから…」
言いたいことは分かるのである.ものすごいテンションの高い,ひたすら骨格だけになったシンプルかつ重いサウンドは私も好きである.だけどそれだけじゃつまらないのである.

私の文章はひたすら話に尾ひれ羽ひれをつけて,それを文章のリズムをつけるように散りばめて,好き放題書かせて頂いているのだ.だから,このようにわざとテンポをつけないように文章を書いてみていて分かることなのだが,なんだか文章を書いていて肩が凝るのである.意図的にやろうと思えばできるのだが,もうしょうがないのである.5年間のうちに蓄積された文章を今更かえることはできるであろうか,答えは明白である.

人生の中でひたすら寄り道ばかりしている私である.文章だって寄り道しながら書いても良いのではないか,そう思いながらこの文書を書いている.多分これからもスタイルを変えることなく,ひたすら紆余曲折,意味の無い言葉,奇声,そんなものを織り交ぜて文章を書こう,そう誓いたい….


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割り切れないもの [コラム・小説・詩]

割り切れないもの「余り」
5を2で÷と当たり前だが1余る
割切っちゃうと2.5 0.5だけが何とも中途半端
私にだって割り切れないものあるよ 生きてる中で
だとしたら「余り」はいくつになのかな
強引に割った小数点以下はいくつくらいなかぁ

なんだか最近こう思う
もしかしたら「苦しみ」は「余り」や「小数点以下」があるからじゃないのからかいなかと
なんか上手くヤってる人見ると 「余り」や「小数点以下」が無いように見えるのさ
もしあなたが何もかもが割り切れるとして
苦しみや悲しみに襲われたりしないのかな
映画見てないて 音楽聴いて和んで
そんなことは割り切れることなのかな

もしその「余り」とやらが「苦しみ」の元だったと仮定して
人生の充実感や楽しみや嬉しさやバカバカしさの元は何なんだろう?
答えの見つかるはず無い数学だけれども
それもなんか「余り」のような気がしないかい?

そうなんだったら割り切れる人生より割り切れない人生の方が
なんだか面白そうじゃないかい?
もしホントにそうなんだったら5÷3にたいな簡単な数式で表されるものじゃなくって
ルート2とかルート5みたいに受験生の皆さんに覚えてもらうのも楽しいかもね
πとかeとか ホントわけわからない数字
人生の余りモノ そんな風に楽しみたいね


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さては哀しきひとり芝居 [コラム・小説・詩]

なんか今日は体調もいいぞ,珍しい….なのにホームページの更新をしている,さらにさらに珍しい!

もういいかげんネタにするのもアレなんですが,わたし,いろんな事やってきました.演劇,人形劇,ロックバンドのドラム,フォルクローレのサンポーニャ&ギター,あと何があるかな…,あっ,うどん隊隊長ね,やっぱりやりたいんだよ.何かがさ.今のところ仕事は楽しんでやるように心掛けているので,基本的にネガティブなことは考えないようにしております.いいところ,自分の勉強できることを速く吸収していきたいのだよ.そして「夢」に向かって近づいていきたいんだよ,分かる?だから今会社に勤めてる訳.求めるべきものが無くなったらどうするのかは知りませんケドね.

でもね,仕事だけじゃつまらんやん.趣味でパソコンを集めていじったりするし,それも良いんだけどなんだか仕事の呪縛から離れられないように感じるときもあるわさ.そんなときには大好きな映画や演劇のビデオを観たり,小説を読んでみたり,意味も無く梅田に出て阪急百貨店の下の柱にもたれ掛かって人間観察をするんですな,う~んいろんな人がいるもんだなと.

世の中にはホントいろんな人がいる訳でございまして,往来を行く人々を見ると飽きがこないんだな.この人はどんな生活してるんだろう,どんなもんが好きなんだろうと勝手に人格を決めてしまって遊んでしまうのです.なんか精神的ストーカーみたいだな,こりゃ.イヤ当然そんなことは無いのですがね.そんな風に考えるとその人になりたい,そんな風に思ってしまう瞬間がある.ま,察しのよい方は気付いたことだと思うが,演劇の世界に返りたくなる瞬間ですな.

このようなネタはイッセー尾形の得意とするところだが,わし,彼の舞台NHK教育で一回しか観たこと無いもんだから良く分かりませんのよ.なんかこの方法論でひとり芝居するとどう考えてもイッセー尾形状態になりそうだからなぁ,注意しなきゃ.先達のいることやってもつまらん,なんてことは無いし自分に新しいものを作るパワーが絶対的に足らんのは経験上よーわかっとることなんですが,やるならやるでブチ切れたいですやん.

ということでどうしても以前のコラムに書いた清水義範大先生の登場となる訳ですな.今回のコラムタイトル「さては哀しきひとり舞台」というのは先生の小説「ひとりで宇宙(そら)に」という短編のイメージからつけたのさ.これはホント暗記してどっかで絶対ひろうしちゃる,というくらい大好きな作品なんですわ.暗記力ねーしなー.台詞吹っ飛ばすの得意だしな,まーいい.とりあえず暗記してみようっと(余っている脳細胞をフルに活用して,と)

今の自分の置かれている状況ってのは先生の作品「また会う日まで」(←このタイトルは当然尾崎の曲から来てるのね,豊じゃないよ,紀世彦だよ)なんだよね~.芝居にすると恐らくは二人芝居になると思うんだけんども,だれかやりません?おばあちゃん役,このホームページで募集します!メール下さい.できれば若い女の子なんだけど老け役が出来るような人が…うそです,これじゃあからさまです.主目的を見失ってます.文句は言わんやってくれる人ホント連絡くれい!

あとは「永遠のジャック&ベティ」だ!わたすぃジャックやるからベティやってくれる女性大募集!だからこれも勘違いされちゃうって.でも若干老け役だからねこれも.そっか,これやるときは私も40歳台の男を演じなきゃいかんのか,楽しそうじゃないの,やったろうじゃないの!他には前書いた「役者語り」か……,あか~ん!!どう考えてもハードルが高すぎーる!ひとり芝居やし.でも暗記してみよう.あと何かな~……仕事やってるとこういうシチュエーションってめちゃ怖いなぁと思う小説があるんだけどなぁ.「靄の中の終章」で良かったかぁ,オリジナルタイトルは「傷のあるレコード」でしたっけ.怖いぞーこれは.実質二人芝居か,おれがじじぃで嫁さんしてもらうのぉ?80歳台の役かよ!

なんか何時もよりターボがかかっていきあたりばったりだなこりゃ.「ガラスの仮面」じゃないんだけどね.出来れば多くの人生をやってみたいやん.いろいろやっとかなきゃね,そ,いろいろ……,夢が多いのも辛すぎるね.


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衝動とその行方 [コラム・小説・詩]

何時のころか やたらに大きな真っ赤な空の下
気が付いたら誰もいなくなって 何故だか急に寂しくなって
涙を流したことはないかい


学校からの帰り道 稲刈りの終わった田んぼを突っ切る細い道
自転車に乗りつつふと考えて
切なくなったことはないかい


真夜中突然車に乗って 意味なく峠を走るとき
なんだか自分が小さく感じて
生きていることのはかなさを感じたことはないかい


踏切り越しに昔の女を見かけたとき
電車に飛び込みたくなる衝動は何だろう


街角で電波やお花畑の中にいる人をみたときに
自分に重ねあわせてしまうのは何故だろう


たまの休みに実家に戻り 父のお墓に行ったとき
たった15年であんたの死んだ年になるんだなぁ
そう思い自分の目標はなんなんだと
見失いそうになったことはないかい


海に行くとて泳ぐでなく 山に行くとて森林浴をするでなし
やることはただ自分の存在を確認することだけ

私に帰る場所はあるのだろうか
私に戻るべき所は残っているのか
帰るたびに寂れゆく 廃市のようなその町に
憧れを抱きつつ 嫌悪する


大阪だって田舎なんだと 東京に行ってやっと気づく
このままここで過ごそうか それとも都会へ出て行こうか
なんだか疲れたと言ってホントの田舎に帰ろうか


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夢の終わり [コラム・小説・詩]

気が付くと私は2000人は入ろうかという大劇場のド真中に立っていた.何があったのかよく思いだせない.多分ステージ上の私を照らすためにつけられたであろうスポットライトがやたらに眩しい.頭がボンヤリするのはそのライトが発する熱によるものなのだろうか.

今じゃリーマンやってるけど,役者やミュージシャンに憧れていたもんだから,この場所にいることは全然苦痛ではないのだ.むしろライトを浴びるというのはある種の快楽をもたらすものであって,そのおかげだろうか,疲れているんだけど気持ちがいいような気がするよ.

まわりに何があるか見てみようか.舞台の上手側には3000円ポッキリで買ったフォークギター,大学時代に使った家具屋の5階に在ったスタジオで叩いていたドラム,何故か両手には6本のスティックが,ハードロック用の太いのが4本,ポップスやジャズ用の細いの2本.ご丁寧に目の前にマイクスタンド.しっかりとピックがいっぱい付いてるの.これは私に歌えということなのか?

下手側にはテーブルが置いてあってそこにはうずたかく積まれた台本の数々.その横にやっぱりいた人形劇の人形たち.これはきっと夢なんだろうなぁ.そう思うのもよく分からんのだけど,何故だか答えに納得をしてしまう.でも聞こえてこないかい,2000人の声が,拍手が,歓声が!

逆光に中よく眼を凝らして見ると本当に観客席は超満員.だけどだからといってこのステージ上で何をしていいんだい.こんな中途半端な私の切ない一人芝居を観たいのかい?うるさいだけのドラムが聴きたいのかい?子ども騙しの人形劇でお茶を濁して欲しいのかい?鬱が移るような私の歌が聴きたいのかい?

何をしていいのか分からない…このままじゃダメになってしまう.何とかしなきゃ.

…そう思ったとたん,スポットライトの明かりが消えた.私は明日会社で発表しなくてはならないプレゼンテーションの資料を暗く,それを作っているパソコンのディスプレイだけが妙に明るい自分の部屋に戻っていた.もうそんな日はきっと来ないのだろう.分かっているはずなのに….

……
資料作りに戻ろう.
夢の続きはきっと…無い.


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モノになりたい夜 [コラム・小説・詩]

いくらやっても上手くいかない 考えられるだけ考えてみて
上手くやったと思っても あっちが立てばこっちが立たない
誰かに言われて 誰かに背を向けられ 誰かに誉められて 誰かに貶されて
一体何がしたいのか?

自分の夢を追いかけて 他人の夢を踏みつけて
気がついてみたときに 自分自身を見失う
立ってる場所も分からない 言ってることも分からない

何故だか涙が溢れ出す 何の意味かも分からないのに
牙を研げと言われても 初めからそんなもんありゃしない
大方体制異常なし 愚痴にもならない文章を ただただ書き続けるだけ

さんざん人を煽てておいて 気が付いたときに捨てられる
被害妄想と人の言う 多分そうだと納得し そんな自分がイヤになる

ネットに繋いで憂さ晴らし 夢かうつつか分からない

行き先さえも分からない やりたいことも分からない
いっそそんな生き方ならば モノになりたいそんな夜

頭の上から雨が降る 頭の中では文字が降る
吐き出さないと眠れない モノになりたいそんな夜

明日はどこだ 地図なんてあるわけないし
さっぱり眠れやしない モノになりたいそんな夜


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やっちゃいたいときのうた [コラム・小説・詩]

あんたのために何が出来る? 何も出来やしないのさ
夢を追いかける少年 現実にぶつかるサラリーマン
ネクタイ結んだところで 首が締まって苦しいだけじゃない
ボクには尻尾がついている 誰かに踏まれて動けない
たまの外出大騒ぎ だけど翌日パラノイア
そのまた翌日大パニック!

頭の中身がトロトロ溶けて 気分はなんだかまったり
頭の中の海綿体 血が通わないからふらふらと
どうせダメならお気楽に 言うこと聴いてくれないの?
だったらいっそガチンコで いったら今度はノックアウト!

夜の梅田でただひとり ぶらつく夜はなんだかハッピー
昼の日本橋にゃ花はねぇ だから気分はサッドネス
だけどもなぜだか行っちまう 気がつきゃそっちに向いている
あんたの気持ちは分からない 自分はもっとマッドネス

真夜中テレビを付けてみりゃ 阪高走るダンプカー
台風情報だけは好き! 閉じ込められて大興奮

やっちゃえよお気軽に いっちゃえよガチンコで

夜中の電話で目が醒める 非表示・圏外徹底無視
誰だか知らんが電話する 夜中の3時に勧誘かい?
ストレス溜まるそんなとき 責めてくるのはゲス野郎
私は多分無神論 でも唯物論は分からない
なのに出るのは冠婚葬祭盆正月

ジェリービーンは食べ飽きた 気分が悪くてこみ上げる
なのにご機嫌大フィーバー 原色カラフルパラダイス
言ったそばから鼻の中 そこから飛びだす戦闘機
私の耳を食べないで 食べると蜂蜜塗るからね
そんな君とはハニームーン 金星からおかえりなさい

やっちゃえよお気軽に いっちゃえよガチンコで
やっちゃえよ!お気軽に いっちゃえよ!ガチンコで


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剣山スーパー林道「リベンジ」爆走記 [コラム・小説・詩]

0.まずは徳島に行く前に…

昨年の「剣山スーパー林道」の大冒険は大変だった.去年のドキュメント小説を読んで頂ければ分かるというものである.なのに,なのにである.あのもやし氏から電話が掛ってきたのである.
 もやし氏:「なぁなぁ,今年も徳島来るんやろ.去年のリベンジやるよなぁ」
 私:「もちろん徳島行きますけど,するんですかぁ?まぁ,いいんですけどどの車使うんですか?」
 もやし氏:「俺の車使う予定やけど…」
 私:「ちょっと待て!あんたの車オイル漏れしとる言うてませんでしたか?」
 もやし氏:「大丈夫,ちょびっとずつ漏れとるから2~3年持つ言うとったで」
 私:「いや…そういうことを言いたいんでは無くって….大体ですね,剣山ですよ!1000メートル級オフロード80キロですよ!スーパー林道なんか走ったら2年分以上の負担を車にかけることになるんですよぉ!あんたは去年のあの悲劇を繰り返したいのですか.」
 もやし氏:「だめ?」
 私:「だめです!私のギャランでいきます!これ決定事項!ちゃんとオイル交換しときますから.」

 結局もやし氏の陰謀に乗せられて,また剣山スーパー林道へ行くことになってしまったのである.

1.下準備

8月11日私は6年間の学生生活を送った徳島へと旅立った.去年とは違い今回のミッションに使う三菱ギャラン10年落ちモデルでのリベンジである.早く着くかと思ったのだがとんでもない大渋滞に巻き込まれてしまい,なんと午後6時到着予定が9時半着になってしまったのである.こんな時間から剣山スーパー林道(ちなみに「つるぎさん」と呼ぶのが正しいが徳島人はどういうわけだか「けんざん」と呼ぶんだな,これが)に行くとあんた,ゴールが朝の4時,徳島着が6時よ6時,でもやっぱり行くんですよね,バカです,バカ….

徳大にとりあえず行ってもやし氏を呼び出す.「どっちの車で行くの?」と彼は言った.だからこの間電話で話しただろう!俺の車だ,ギャランだ,noviから4万円+パソコン修理代で買った奴だ,今日オイル交換だってしてきたんだ,一番安い奴に!

というわけであいもかわらずの2人であったがとりあえずMスBガーで飯を食う.そこで綿密なる打合せを行なった.前回の敗因は準備不足によるものであると判明,言わずもがなである….もやし氏によると彼の友人曰く「スーパー林道に行くときはいざというときの為に食料と照明弾を用意しておけ」とのこと.よく考えてみるとこの段階ですでに負けているような気がする….とにもかくも近くのSンクスで食料,飲み物,照明弾代りの6連発打上げ花火(図1)を買って出発(たびだち)である.


図1 非常食と言えば徳島だけに大塚製薬謹製のポカリとカロリーメイトで決まりやね

2.文明社会とのしばしのお別れ

去年と違い,今回は更なる無茶をしている.上勝町の徳島寄り入り口から木頭村高知寄り出口まで一気に完走を狙うというのである.その距離80キロ.高速道路の80キロはあっちゅう間であるが1000メートル級オフロード,しかも夜道である.どう考えたってアベレージ20キロがせいぜいである.あー,なんでこんなことしてんだろ….

陽気とも陰鬱ともとれる,ある種トランス状態に近い雰囲気の鬱病男と自律神経失調男(兼小麦粉アレルギー,だからうどんが食べれない…)の会話が進む中,上勝町へと車を向ける.山の登りのカーブが楽しいからと,スーパー林道にも入っていないのにコーナーを攻めながら突然現れる対向車に腰を抜かしながら,ようやく目的のスーパー林道が近づいてきた.恐らくは最後のまともな自動販売機がある上勝町の某温泉で自動販売機でジュースを買う.もしかしたらこれが最後の飲み物となるかも知れない.そんな恐怖感を抱きつつ我々は文明社会との別れを告げるのであった.

それから車を進めること約10分,時刻は午後11時30分,いよいよスーパー林道入り口である(図2).


図2 まっすぐに木沢に抜けることも出来るのに…

3.序盤戦(Kamikatsu and Kamiyama to Kisawa)

例によって例のごとく今回もしばらくは舗装道がつづく,前回との大きな違いはしばらくは民家が続くということである.しかし,林道沿いに暮らすっつうのもどんな気持ちなんだかなぁ,などと思いつつ車を進める.今回もどうせ閑なんで,対向車の数および出会った動物の数をチェックしてみることにした.

舗装道が終わるとイキナリの超強烈オフロードである,轍があるのではない.明らかに道路上に水が流れた後があるのだ(図3).恐らくは土の混じった赤い水が流れたハズである,「う~ん,オー・ルージュ」なんていう余裕すらない,明らかに歩いた方が速いスピードで車を進める.こんな状況下なのに車の中では「中学生連れてきたら川の流れの勉強になるね」という大ボケをかましたもやし氏に,私はヒーヒー言いながら運転しているにも関わらずツッコミを入れて差し上げるのであった.


図3 しゃれになっていない路面状況…

巨大岩石を避け,小さい石をタイヤではね,強烈な段差にアンダーパネルをこすりつつ約1時間かけてなんとか木沢村までたどり着いたのだった.

4.ひたすら長~い中盤戦(Kisawa and Koyadaira to Kitou)

木沢村についてようやく昨年のスタート地点国道193号までどうにか辿り着いたということになる(図4).どう考えてみても昨年の方が路面状況は良かった.ただ,ただカーブの先の石に意志をもって突っ込んでいったが為に起こった事故が昨年の結果である.大体あれである.普通石を木と間違えたからといって突っ込んでいく野郎はあんまりこの世の中にいない,約一名を除いては….ここだけの話であるが,はっきりいってメカには弱いが運転テクニックは私の方が上のハズである.ただ,精神安定剤を飲むと判断能力があからさまに下がるので,普段は下手に思われているだけなのである.そんな状況で運転するなよ,たってあんた,だから事故3連発起して去年の夏休んじゃったんじゃん.というわけで当たり前のことであるが,今回,この「リベンジ」を行なうにあたっては当然薬は飲んでない.いやぁ,仕事のときとは違ってなんと準備の良いことであろう!


図4 国道193号線の看板

一応ここで若干の休憩を入れる.多分,私思うにここまでの工程がもっともハードだったのではないのかいな,と言ったらもやし氏は「気を抜くな,去年はここから先であの悲劇が起こったやろ」とひどくまともなことを言うのである.雨降って地すべり,みたくならなければ良いのだがと若干の不安が心をよぎる.この国道193号線でなぜか神山町より木沢村方面へと向かう車が2台あった.「ここから先が難所やのに大丈夫なんですかねぇ」「こんな夜中に国道193号のオフロード部分(実際地図には「通行不可」と書かれているものもある)を走るゆうたらアホやな」とはこれから真夜中にスーパー林道を走るバカ2人の会話である.

やがて休憩も終わり昨年の魔の地点に向けて車を進める.やっぱりどう考えても路面状況はこちらのほうが良い.若干の落石はあるのだが,時速20キロで走ると屁みたいなもんである.しかし,去年の事故のポイントへはなかなか辿り着かない.結構,すぐ事故ったような気がしたのだが….1時間ほど走って昨年の地獄の行軍の際に下の集落へ降りていく道のところへやってきた.

今年はここを歩かなくてもいいようにと自分自身に祈りを捧げる.無神論者の私ではあるが,なぜか盆正月にはきっちり実家に帰るという「律儀」な私である.やっぱり信じるのは自分自身なのである,となりにいるもやし氏は今回は単なるしゃべる置物なのである,ちょっとでっかい(身長185cm)のボケ専門のファービーくんなのである.

あらためて去年の事故ポイントから車停止ポイントである「にくぶち谷」まで走ってみたのであるが,これが結構時間が掛るのである.約30分以上は掛ったであろうか?こんだけの距離を歩いたということは実際のところ30キロどころの騒ぎではない,ほぼフルマラソンに近い距離を歩いたことを確認し感慨にふけるバカ2人.折角だからにくぶち谷で写真を撮ろうと思ったのであるが,なぜかそこにはキャンパーの車とテントが….…なんで去年あんたらおらんかったの….と哀しくなってしまい写真も撮らずに一目散に木頭村を目指す私ともやし氏であった.


図5 やっぱり携帯の圏外なのね,スーパー林道って

5.ラストラン(Kitou)

どうにか木頭村に入るためのスーパー林道中唯一のトンネル,その名も「剣山トンネル」までやってきた.もうここまで来たら大丈夫.木頭村は諸般の事情により恐らく路面はきれいであろうとふんだわたくし,ちょっとしたイタズラを仕掛けるのであった.木頭村区間のみ基本的に全開ギリの走行で行くのである.もちろんもやし氏には内緒である.

やりましたよ.WRCで良くみるスライド走行って奴を.約5回ほどしましたかね.で,もやし氏曰く「俺もスライド走行やったことあるで」「どこでですか?」「冬の上勝で.なんか雪積もっとって路面がアイスバーンになっとって,ちょっと滑ったと思って逆ハン切ったらスピンした」「…」そういうのはスライド走行とは言わない,単なるスピンによるコースオフ・リタイアである.まぁ,とにもかくもバカな会話を繰り広げつつ,午前3時45分ようやく木頭村の国道195号合流地点,つまりはゴールに辿り着いたのであった.


図6 ゴール地点の看板なのである

ゴールした私たちは予め照明弾代りに買っておいた花火をぶっ放してお祝いをするのであった.ま,なにも無くて良かったですわ.

6.データ集

  • 出発時間 8月11日午後11時30分
  • 到着時間 8月12日午前3時45分
  • 鹿 32頭
  • うさぎ 7羽
  • たぬき 2匹
  • よくわからん鹿みたいな黒いの(「かもしか」かなぁ…) 2匹
  • 対向車 0台……

7.今後の展開

 もやし氏:「来年は国道439号線全線制覇やろ」
 私:「…1400メートル級の峠2つですか…」
 もやし氏:「でも舗装されとるで」
 私:「…」
 ということらしいです,ハイ…….


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Syntax Error [コラム・小説・詩]

今日は代休だ.家にいても暑くてクーラー効かないし,会社に行って涼むなんてのは意味無いし,行くあては無いのだけれども,とりあえず梅田に出ることにしてみた.

梅田に着いて阪急3番街をぶらぶらと歩く.この場所が一番大阪という場所を感じることができる.阪急百貨店のステンドグラスの通りの柱にもたれて行き交う人々を見るというのも乙なものだが,暑かったので今日は辞め.そこで本屋に入ってみた.

入るとクーラーが効いていて少しは涼めるのであるが,ずっとその場所に留まることもできない.かといって再び往来に出てしまうと暑い上に,平日に休んでいる私にとって汗にまみれる営業マンたちを見るのが忍びなく,喫茶店で時間を潰すことも出来るのだが,そこにはサボタージュしている人種が棲息しているわけで,腹立たしくなるのも嫌なので地下に降りてみた.

地下街だとまあ気持ち程度にクーラーは効いている,結構名案かとは思った.が,考えるまでもなく状況が地上とそれほど変わるはずも無くすぐに飽きた.

そこで大阪駅からただただ環状線に乗ってぐるぐると同じ所を回りつづけるという企画をぶち上げた.言うなれば「超巨大メリーゴーランド・大阪夏の陣」だ.久々のバカ企画に納得し早速電車に乗り込んだ.

なんか電車に乗ったとたんねむくなってしまった…….




ぼくのかくぶんしょーわ
いつもえらーばかりでる

ヤったことかいたらながすぎるっておこられるーし
ヤローとすることかきゃわけわからんとどつかれる

そんなときはこうさけぶのさ
「のちにとんちみらこちのちんちすらほぬぬ」
あーぶんしょうをかくことのむつかしさよ

だからきょーわめがねをかけてかいてみた
せかいがなんだかまともにみえる
おーこのすばらしさよ!


#include <stdio.h>
main()
{
 char str;
 scanf("%c",str);
 printf("ヨウコソイツモノバショエ")
}

あれこんぱいるできないぞ
しんたっくすえらー
とりいだしたりまするははじめてのしい

だめじゃんCじゃわかんねーよ
BASICでやってみようきほんきほん


10 INPUT "アナタハナンデスカ? " ワタシ$
20 IF ワタシ$="カイシャイン" THEN 50
30 IF ワタシ$="ガクセイ" THEN 50
40 IF ワタシ$="プー" THEN 50
50 PRINT "アンタモヒマネー"
60 GOTO 10

……

けっきょくなにやってもおなじじゃん
ぐるぐるおんなじところをまわりつづけるだけなの




…ハっと目を覚ますといつの間にやら大阪駅に戻っていた.普段は眠れないで睡眠剤を飲んでいるという有様なのに熟睡していたようだ.別に夢は見なかった.のだが手元にPDAの画面上に書かれていたのがこの文章である.超巨大メリーゴーランド・大阪環状線には不思議な魔力があるのかな,ふとそんなことを考えた.

改札を出ると乗る前と同じ人の波.タバコに火をつけて私は再び阪急3番街へ向かうのである.


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