恋のピンチヒッター [音楽]
この「恋のピンチヒッター」という邦題のダサさと歌詞へのフィット感がたまらない、The Whoの名曲「Substitute」です。初期のポップなところが全面に出てて実は一番この曲が好き~。ということで久々にまいりましょうか。
これがオリジナル。The Whoの持つシニカルなのにやたらポップでコーラスもGood。しかしその~、あて振りなのは仕方ないにしろ、あからさまにドラムを叩いていないキース、無駄ににくかわいらしい。
比較的後期に近い頃のライブ。機材がよくなっているのもあるんだろうけども、音がやたらに分厚い。間奏なんかはThe Whoらしいカッティング系ギターソロともこもこ系のベースソロが平行しててかっこいい。この映像のツッコミどころとしては、「お前のその衣装は何だ!」のロジャーとまだ20台のハズなのに貫禄のあるキースでしょうかね。
そうそう、私はこのブログの中で散々書いてきたことだけど、実はパンクは大の苦手。昔ははっきりと「大嫌い」と書いてたんだけども、パンクの出てきた必然は理解しているつもりだし、古いブリティッシュ・ロックが好きでパンクは嫌いってのも、小さいところで争っている感じがしてバカバカしいので最近は「苦手」ということにしています。The Whoの場合、言ってみりゃ1960年代のパンクみたいな側面も持っているバンドなので、パンクの皆さんからもカヴァーされてますよね。
で、ピストルズの「Substitute」。存在は認めるけど、このサウンドはやっぱり苦手。パワーも勢いも無茶もバカも、そんなロックにある要素はたっぷりと含まれているんだけどなぁ。もうこれはジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)のヴォーカルが私の耳に合わないとしか言いようが無い気もしてきています…
こちらはラモーンズの「Substitute」。これはアリかな。バカバカし過ぎるPVも良いですね。The Whoに敬意を表しているというか、オリジナルの持つポップさを残しつつ、パンクの感じ漂ってます。
もうやり過ぎでツッコミどころが多すぎて、もはやなんだかな感じの「伝説の」モントレー・ポップ・フェスティバルの映像で〆ましょう。ピートのギターとジョンのベースのチューニングが微妙にずれてて時折不協和音も感じるのですが、間奏前のキースのスティック投げまくりの前では、もうどうでもいいです、みたいな気分になります:)。これはこれで良いんですけどもねぇ。
今日は「Substitute(恋のピンチヒッター)」特集でした、っと。
コメント 0