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2009観劇記 その22 [演劇]

2ヶ月ぶりの芸術創造館.なんか微妙に懐かしいような…

 9月11日(金)夜 ビックワンシアター 「LIKE A LAIKA RAFCA ライカ犬ラフカのように…」 (大阪市立芸術創造館)

かつてソ連が打ち上げた人工衛星スプートニク2号に乗せられたライカ犬のエピソードを膨らませたお話.小学生の頃読んだ宇宙開拓の本で知ってたエピソードだったので興味が沸き観劇した次第.なお,先ほどの文章からWikipediaにリンクを張っていますが,コレを先に読んでしまうとミもフタもないことになるので要注意,あくまで参考ということで…

ストーリーはがっしりとできているし役者の皆さんはうまいし芝居自体は大変楽しめました.芝居自体で観劇に来た価値はあったと思います.馴染みのあるお話がベースになっているんで思い入れみたいなものもあったし.ただ公演としてみた場合かなり?が残るんですよね….まとめると3つ.

  1. 開演前の出来事
    大体の小劇場系の公演って入場すると舞台が見えてるじゃないですか.私なんかパンフレットを読むのもそこそこに,一体ここで何が起こるのかってのを楽しみにしてぼーっと舞台上を見ていることが多いんですね.セットに下手袖にいる人の影が写っていてそれがなおかつ動いていて,あと開演直前にはそれとは別に上手袖でガタガタ音がしてて,なんかそれでかなり興ざめしてしまったんですよねぇ…
  2. オープニング動画は…
    私,芝居の中でその芝居の練習風景の動画なんて見たくないんですよ.多分意図としては「今回ダブルキャストだし両方観れない人のために両方のキャストの映像を見せましょう」ってことなんでしょうけども.その意図があったにせよ,やっぱりバックステージを舞台上で見せるのは単なる「内輪ネタ」にしか思えない.先にメイキングを見てから本編に入っていくようで,ものすごく不自然だし.バックステージやメイキングって興味のある人だけが見るブログやホームページを使ってやることであって,舞台の本編の中で見せられるとなぁ,キツイな~って…
    役者が出てくるまでにこれだけテンションとモチベーションが下がっているにもかかわらず満足している訳で,芝居や役者の皆さんに関しては非常に素晴らしいと思うのよね,ホント.
  3. 暗転多すぎてリズム悪すぎない?
    暗転が多かったんですよね,このお芝居.必要に迫られた暗転なら納得もできるんですが,なぜここで暗転なの?と思うところが何ヶ所かありました.で,静かに暗転してくれたらいいんですけども,なんかバタバタしてるなぁってのが分かってしまうのが辛かったです.パンフレットによると「舞台装置は簡素にした」とのことなのですが,そのメリットを活かしきれてないんじゃないのと思いました.で,そのバタバタ感のある中満足してるんですから(以下略).

何かいい芝居を観たのに,勿体無いことがありすぎると感じた公演でした.

 公演おすすめ度:100% (入場料:2,000円(電話予約)/私が感じた価格2,000円)

久々の観劇記はこんな感じで.では~.


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