「Hedwig and the Angry Inch」 [音楽]
昨日の続き.ロックミュージカル“Hedwig and the Angry Inch”の曲を紹介したたいのですが…以前YouTubeにアップされていた一番紹介したい動画が無くなっていてしょぼ~ん….でも紹介するんですよね,これが.えーと“Hedwig and the Angry Inch”のストーリーや制作過程についてはWikipediaの「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」をご参照ください.なおこの記事はネタばれに近い曲も含まれているので,これから楽しもうという方はご注意を,念のため.
まずストーリーの序盤に登場し物語を支配するテーマソング的な“The Origin Of Love”から.まずは映画版のバージョンをシングルカットした日本のPVからいきましょう.
Hedwig And The Angry Inch/The Origin Of Love
簡単な英語の曲ですが日本語訳付で分かりやすいかと.ちなみにヘドウィグを演じ脚本・監督をこなしたのはジョン・キャメロン・ミッチェルというお方.素顔で歌ったインストアライブ@ハリウッドのアコースティックバージョンも紹介しておきます.それにしてもお客さん,盛り上がりすぎ:).
John Cameron Mitchell/The Origin Of Love
次,いきなりではありますが,物語の終盤に流れる曲“Midnight Radio”にまいりましょうか.私の一番好きな曲ですね.歌詞の中で「strange rock and rollers」として紹介されているパティ・スミス,ティナ・ターナー,オノ・ヨーコ,アレサ・フランクリン,ノナ・ヘンドリクス,ニコに並んで自分が入っているのがかっこよいですね.まずは映画版から.えーなお,この動画はエンディングの入り口まで含まれてしまっているのでご注意を.
Hedwig And The Angry Inch/Midnight Radio
小ネタですが,舞台版の“Hedwig and the Angry Inch”は1997年にホテルを改造して作った劇場でいわゆる「オフ・ブロードウェイ」の舞台として初公演を行なわれました.で,そのホテルというのがタイタニック号で遭難し,救助された人を収容するのに使われたホテルだったんですね.この動画を見ていてバンドメンバーの後ろが何となくそれを連想させる絵だなぁ,動画を探していて気付き思い出した次第.
さて“Hedwig and the Angry Inch”の海外版トリビュートアルバム“Wig in a Box”ではシンディ・ローパーがカヴァーしています.いかにも彼女らしい消化の仕方をしていて聴かせてくれます.
Cyndi Lauper & The Minus 5./Midnight Radio
今度は同じ曲のDar Williamsという女性フォークミュージシャンのバージョン.元々の曲に近づけるならストロークで弾くところでしょうけども,アルペジオで弾くことでまた違った味わいになっています.
ちなみにこの“Midnight Radio”という曲,最初静かにはじまり,自分はロックンローラーであると宣言して,最後には手を上げて盛り上がろうぜ的に終わるので,ライブ向けの曲かと思いますし,YouTubeにはカヴァーしているバンドの動画がたくさんあります.
最後は違う曲を.“Wig in a Box”です.ベルリンの壁崩壊のニュースが流れる中静かに始まる曲ですが,途中から陽気な曲に変わります.間奏後に「…OK, Everybody」というヘドウィグの台詞が入りますが,実際の舞台ではここで観客と一緒に歌うといった演出がされることも多いようです.映画バージョンも面白い映像で良いですね.
Hedwig and the Angry Inch/Wig in a Box
ということで今日はこんなところで.いや昨日・今日と,ロックオペラ,ロックミュージカルって考えていると奥深いものだと再確認しました.では~.
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