“Karn Evil 9” [音楽]
Emerson, Lake & Palmerのネタは大昔に書いたよな,確か.
ELPのアルバムに「Brain Salad Surgery(邦題:恐怖の頭脳改革)」というアルバムがあって,その中に組曲形式の“Karn Evil 9(邦題:悪の教典#9)”という曲がありまして.この曲のドラマティックな展開が私は大好きでしてね,特にライブ版が.とりあえず“1st Impression-Part 2(第1印象パート2)”のライブ映像です.曰く付きのカリフォルニア・ジャムです.
Emerson, Lake & Palmer/Karn Evil 9:1st Impression-Part 2
ライブだとカール・パーマーの「いつもの」ドラムソロが入るのがポイントですねぇ.YouTubeを彷徨っていて,マーチングバンドがこの曲を演奏している映像がやたら多いことに気がつきました.最初はマーチングバンドだけに,それっぽい第3印象なのかと思ったら,第1印象のカバーで驚いたという次第.こんな感じ.
聴いてみて納得.ブラスの使い方も面白いし,パーカッションの演奏がトリッキーなELPのオリジナルよりもその度合いが増していていい感じです.ちなみにいろいろなマーチングバンドの演奏を見ることができますが,大体編曲は同じような感じになっています.
で,この曲をジャズにするとどうなるか.こうなります.
University of the Arts 'Z' Big Band/Karn Evil 9
個人的に「ELPの音楽はキース・エマーソンのクラシックとジャズに対する憧れ(というかコンプレックス?)から成り立っている」と思っているので,この2つのカバーはある意味先祖返りしたようで不思議な印象を受けました.
ではおまけ.「Brain Salad Surgery」のリハーサルセッション映像です.主導権を握るキース・エマーソン,そつなく演奏をこなすグレッグ・レイク,スティックを奪われてまで演奏の指示をされ半ばキレかけているカール・パーマー.微笑ましいようで,実はかなりおっかない感じ.演奏されているのは“Karn Evil 9”の第2印象と第3印象ですね.
Emerson, Lake & Palmer/Brain Salad Surgery Sessions
ということで今日はこんなところで.では~.
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