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e-AT/AAC/PC用語辞典 -つ- [e-AT・AAC(用語辞典)]

通訳介助者

[福祉]
盲ろう者のコミュニケーションと移動を保障するための支援者のことであり,盲ろう者の要求に応じて派遣する通訳介助者派遣制度がある.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -ち- [e-AT・AAC(用語辞典)]

逐次走査方式

(Step Scanning Method)[AAC][e-AT]
「ステップスキャン方式」を参照のこと.

知的障害

(Mental Disability)[障害]
健常児の知能を基準とする言語性・動作性の知能検査により分類され,知的機能に広汎に障害のあるものをさし,具体的には知能検査を行なった結果が75以下の場合を知的障害とすることが多い.知的障害の原因には遺伝・染色体異常・病気・事故などかある.知的障害のある方が問題行動を起こしてしまうことがあるが,その原因としては「理解ができない」「見通しが立たない」などが挙げられるため,そのために支援機器を用意した方がよいケースがある.
参考サイト:
 日本知的障害者福祉協会
 日本知的障害福祉連盟
 知的障害 (Wikipedia)
 知的障害者 (はてな)

知能

(Intelligence)[教育][医療]
人間は自分の回りの環境の利用に関する複雑さや,社会生活の複雑さを認識し,将来を見通して適切に対処するための能力のこと.知能は言語・計算・注意・空間認知・運動などさまざまな高次脳機能によって成り立っている.
参考サイト:
 知能 (Wikipedia)

チャット

(Chat)[NET]
もともとはパソコン通信で行なわれていた文字を使用してリアルタイムの会話を行なうシステムのことであり,現在ではインターネットをブラウザや専用のソフトウェアを用いて行なうことができる.

チュートリアル

(Tutorial)[PC]
パソコンのハードウェアやソフトウェアの操作方法,使用方法や解説が書かれている教材のこと.書面やソフトウェアで提供されたり,Web上に掲載されていることがある.

聴覚障害

(Hearing Disability)[障害]
聴覚が低下している難聴の状態か全く活用できないろうの状態の障害.難聴の定義はいくつかあるが,WHOは軽度(26~40dB),中等度(41~55dB),準重度(56~70dB),重度(71~90dB),最重度(91dB~)と定義している.また,身体障害者福祉法では両耳の聴力の程度が70dB以上を聴覚障害者と定義しており,程度により2級(100dB~),3級(90dB~),4級(80dB~),6級(70dB~)にレベル分けされる.難聴の種類は「伝音難聴」「感音難聴」「混合性難聴」の3種類に分けられる.
参考サイト:
 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
 全日本ろうあ連盟
 聴覚障害者 (Wikipedia)
 聴覚障害 (はてな)

聴覚障害者用屋内信号装置

[e-AT][福祉]
「呼び出し装置」を参照のこと.

聴覚障害者用情報受信装置

[e-AT][福祉]
「字幕放送」「文字放送」を参照のこと.

聴覚障害者用通信装置

(Telecommunication Devices for the Deaf)[AAC][e-AT]
「TDD」を参照のこと.

聴覚スキャン

(Auditory Scan)[AAC][e-AT]
「音声スキャン」を参照のこと.

重複障害

(Multiple Disability)[障害]
複数の障害がある状態.肢体不自由と知的障害を併せ持っている場合や,視覚障害と聴覚障害を併せ持っている場合(盲ろう)などさまざまなケースがある.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -た- [e-AT・AAC(用語辞典)]

代替キーボード

(Alternative Keyboard)[e-AT][HARD][SOFT]
通常のキーボードの使用が困難な方向けに使用されるキーボードのことで,大型キーボード,小型キーボード,オンスクリーンキーボードなどがある.
大型キーボード参考サイト:
 インテリキー (アクセスインターナショナル)
 フレキシボード (五大エンボディ)
 SF-107 特殊キーボード (山陽電子工業)
 USBキング (昭和貿易)
 大型キーボード JKB-1U (城南電器工業所)
小型キーボード参考サイト:
 SF-101 特殊キーボード (山陽電子工業)
 USBミニ (昭和貿易)
 小型ひらがなキーボード USB (テクノツール)
 Keiboard+IE (メヴァエル)
 モンキーパッド (モンヤ)
特殊キーボード参考サイト:
 バーチャルキーボード (加賀電子)

代替テキスト

(Alternative Text)[NET]
Webサイトの画像などにに付けられるテキストのこと.<img>タグの中にalt属性を指定することで代替テキストとなる.音声ブラウザやテキストブラウザを使用する際には代替テキストが出力される.

代替マウス

(Alternative Mouse)[e-AT][HARD]
通常のマウスの使用が困難な方向けに使用されるポインティングデバイスのこと.トラックボールやトラックパッド,ジョイスティック,ボタン式マウス,タッチパネル,タッチパッドなどがある.

タイムエイド

(Time Aid)[e-AT]
時間の概念が分かりにくい方向けの支援機器であり,残り時間がどの程度あるか,視覚的に分かるようになっている.また,専用機器を用いる方法以外でもキッチンタイマーを使用したり,アナログ時計に印をつけることで代替できることもある.
参考サイト:
 タイムタイマー (アクセスインターナショナル)
 クォーター・アワー・ウォッチ/タイムログ (五大エンボディ)

タッチパッド

(Touch Pad)[HARD]
ノート型パソコンのキーボードの手前に付属していることが多いポインティングデバイスであり,指でなぞってマウスカーソルを動かすもの.力が弱くても使用可能であるため,肢体不自由のある方が使用するケースがある.

タッチパネル

(Touch Panel)[HARD]
指や専用のペンによって画面に触れることで操作を行なうポインティングデバイスのこと.画面に直接触れることは,マウスなどを用いてマウスカーソルを操作するよりも直感的に分かりやすく,知的障害のある方が使用するケースがある.

ダブルクリック

(Double Click)[PC]
マウスを止めた状態でマウスのボタンを素早く2回押す動作.この操作によりアプリケーションの起動やファイルを開くことが可能である.ユーザがダブルクリックを行なうことが困難な場合,「シングルクリックで開く設定にする」「右クリックを使用する」「ダブルクリックを代替するインタフェイスを用意する」などの対策が必要となる.

タブレット

(Tablet)[HARD]
専用の台の上でスタイラスペンなどを用い操作を行なうポインティングデバイスのこと.絵を描いたりすることに使用されることが多い.

単語予測

(Word Prediction)[SOFT][AAC]
入力された文字から単語を予測し入力の効率化を図るもの.携帯電話の文字入力に使用されていることが多い.また,福祉機器でも入力をなるべく少なく,速くするために単語予測機能を搭載したものがある.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -そ- [e-AT・AAC(用語辞典)]

走査法

(Scanning Method)[AAC][e-AT]
「スキャン法」を参照のこと.

ソーシャルワーカー

(Social Worker)[福祉][資格]
「社会福祉士」を参照のこと.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -せ- [e-AT・AAC(用語辞典)]

静的ディスプレイ

(Static Display)[AAC][e-AT]
一般的なVOCAに採用されている表示方法でオーバーレイシートの内容が変わらないもののこと.動的ディスプレイの反対語.

赤外線式補聴器

(Infrared Hearing Aid)[e-AT][AAC]
しゃべっている人の声を直接マイクでひろい赤外線で補聴器に送るものであり.騒音下で使用される.赤外線を用いるため指向性が強く混線しにくい.

脊髄小脳変性症

(Spino Cerebellar Degeneration)[疾患]
特定疾患に指定されている難病のひとつで,小脳や脳幹,脊髄にかけての神経細胞が変性し次第に体を思うように動かせなくなる疾患であり,体がマヒするのではなく細かい体の動きがコントロールできなくなるのが主な症状.SCDもしくはSCAとも呼ばれ,原因はまだ不明なところが多い.震戦は主に体を動かしているときに発生する.AAC機器の導入にあたっては,随意的に動かすことのできる部位を探しフィッティングを行なう必要がある.
参考サイト:
 全国SCD友の会
 脊髄小脳変性症 (はてな)

脊髄損傷

(Spinal Cord Injury)[疾患]
交通事故やスポーツ事故,労災事故などにより,脊髄中の神経が分断されると損傷部位が繋がる器官以下の運動が不可能となり,感覚も無くなる.損傷した脊髄が高位であるほど,障害が重く残存する器官が少なくなる.体温調整や排便・排尿も困難になる.また,損傷による神経の残存程度により,神経が分断された「完全型」と一部の神経が残存した「不完全型」に分けられる.脊髄損傷の方対する支援機器としてはパソコンの入力支援機器や環境制御装置がある.
参考サイト:
 全国脊髄損傷者連合会
 日本せきずい基金
 脊髄損傷 (Wikipedia)

セキュリティホール

(Security Hole)[SOFT]
ソフトウェアの設計ミスによりに生じた弱点のこと.新しいOSやソフトウェアが開発・販売されるとセキュリティホールが生じていることが多いため,必ずメーカーから配布される修正プログラムを使用して新しい状態に保っておいた方が良い.

センサー

(Sensor)[e-AT][AAC]
音や光,力,磁気,距離などを感知する装置のこと.世の中には様々な工業用センサーがあるが,このような技術を応用したスイッチも多い.

設置部材

(MountingSystem)[e-AT][AAC][HARD]
「マウンティングシステム」を参照のこと.

全盲

(Blind)[障害]
視覚障害の中でも全く視覚の活用ができない障害のこと.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -す- [e-AT・AAC(用語辞典)]

スイッチ

(Switch)[e-AT][AAC]
重度障害者用意志伝達装置や環境制御装置などを操作するために使用される入力デバイスのこと.大きく分けて機械式で接点を短絡させるものと,センサーを用いてリレー端子を用いるものに大別される.支援技術で使用されている最も普及しているスイッチは直径3.5mmのモノラルミニジャックを使用し接点を短絡させることで出力をするものであるが,環境制御装置の一部や医療用に使用されるスイッチには特殊な形状・入力を行なうものもある.

ユーザに合わせたスイッチを選択するためには,体を随意的に動かすことのできる部分,可動域・力の大きさ,不随意運動の有無を確認した上で慎重に行なうべきである.また,ALSに代表される進行性の疾患の場合,進行に応じてスイッチの使用方法を変更したりスイッチ自体を変更する必要が生じることが多い.また,用途に応じてスイッチを使い分ける場合もある.
参考サイト:
 スイッチ及び関連装置 (アクセスインターナショナル)
 入力スイッチ (アルファテック)
 スイッチ (エスコアール)
 入力装置・センサー (シースターコーポレーション)
 シングルスイッチ (昭和貿易)
 スイッチ1 スイッチ2 スイッチ3 (徳永装器研究所)
 マクトス エモス (テクノスジャパン)
 スイッチ (パシフィックサプライ)

スイッチインタフェイス

(Switch Interface)[e-AT][HARD]
スイッチとパソコンを接続するための装置のこと.ソフトウェア専用のものもあるが汎用のものも存在する.
参考サイト:
 スイッチインターフェースUSB (アクセスインターナショナル)
 なんでもスイッチUSB (テクノツール)

スイッチサイト

(Switch Site)[e-AT][AAC]
支援機器を使用するためのスイッチや機器の設置方法や使用方法のこと.作業療法士や理学療法士,言語聴覚士と一緒に検討することが望ましい.

スキャン法

(Scanning Method)[AAC][e-AT]
スイッチを用いた文字やシンボル,機器操作の選択方式のことで,オートスキャン方式(自動走査方式)とステップスキャン方式(手動走査方式/逐次操作方式)の2つに分けられる.

スクリーンキーボード

(Screen Keyboard)[e-AT][AAC][SOFT]
「オンスクリーンキーボード」を参照のこと.

スクリーンリーダー

(Screeen Reader)[e-AT][SOFT]
パソコンの画面上にある情報を読み上げるソフトウェアのことで,アイコンやウィンドウの内容を読み上げる機能と押したキーが何であるか文字を読み上げる機能がある.欧米の特に英語などは単語の読み方は基本的にひとつであることと同音異義語が少ないため読み上げ内容が把握しやすいが,日本語の場合同じ文字でも読み方が違ったり同音異義語が多いため,詳細読みが必要となる場合が多い.

なおスクリーンリーダーが読み上げることのできないソフトウェアも存在する.画面上の全ての情報を読み上げることは不可能であり,パソコンがフリーズした場合,ユーザは情報を把握できないといった問題がある.また,スクリーンリーダー自体がパソコンのトラブルやエラーを誘発させることもあるので注意が必要である.
参考サイト:
 JAWS for Windows (エクストラ)
 PC-Talker XP (高知システム開発)
 95Reader Ver.6.0 (XP Reader) (システムソリューションとちぎ)
 WinVoice (ニューブレイルシステム)

スクリプト言語

(Script Language)[SOFT]
マシン語への変換を行なわず簡単に実行できるようにプログラムされる簡易型言語のこと.使用例としては,WebサイトにあるPearl,PHP,Python,JavaScript,VBScriptなどがある.また,ワープロソフトや表計算ソフトのマクロもスクリプト言語にあたる.

スケジュールボード

(Schedule Board)[e-AT]
絵や写真,コミュニケーションシンボルを用いてスケジュールが分かるようにしたボードのこと.タイムエイドを併用する場合もある.知的障害のある方や自閉症の方は見通しが立たないことで問題行動を起こすことがある.見通しを立つようにすることで,自分で理解し行動できるようになる場合がある.

スタイラスペン

(Stylus Pen)[HARD]
PDAやタブレット,タッチパネルの操作に使用するペンのこと.

スタイルシート

(Style Sheets)[NET]
「CSS」を参照のこと.

ステップスキャン方式

(Step Scanning Method)[AAC][e-AT]
スイッチを用いた文字やシンボル,機器操作の選択方式で手動走査方式,逐次走査方式ともいう.スイッチを2個用いる方法とスイッチ1個で行なう方法がある.

  1. スイッチを2個用いる方法
    一方のスイッチAを押すと対象物が変わり,もう一方のスイッチBを押すと決定する方式.50音表から「す」を2段階のステップスキャン方式(スイッチ2個)で選択する一例を記載する.まずは行の選択,「あ行」→[スイッチA押下]→「か行」→[スイッチA]→「さ行」.ここでスイッチBを押し「さ行」を選択.次に段の選択,「さ」→[スイッチA押下]→「し」→[スイッチA押下]→「す」.ここでもう一回スイッチBを押す.これで「す」が選択される.
  2. スイッチ1個で行なう方法
    1. スイッチの長押しが可能な場合
      スイッチを短く押したときに対象物が変わり,長く押したときに決定する方式.50音表から「す」を2段階のステップスキャン方式(スイッチ1個,押す時間のコントロール可能)で選択する一例を記載する.まずは行の選択,「あ行」→[スイッチ短押]→「か行」→[スイッチ短押]→「さ行」.ここでスイッチを長く押し「さ行」を選択.次に段の選択,「さ」→[スイッチ短押]→「し」→[スイッチ短押]→「す」.ここでもう一回スイッチを長く押す.これで「す」が選択される.
    2. スイッチを意図的に押さないことが可能な場合
      自動選択の1.の方法を用いる.
ステップスキャン方式は不随意運動のためオートスキャン方式を使えないときに使用できる場合がある.ただし,スイッチを押す回数が増えるというデメリットがある.

スローキー

(SlowKeys)[e-AT][SOFT]
MacOS付属の「イージーアクセス」(MacOS 9以前)「ユニバーサルアクセス」(MacOS X 10.1以降)に含まれる機能で,一定時間キーを押したときに入力が認識される機能のこと.Windowsの「ユーザー補助」におけるフィルタキーとほぼ同一の機能である.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -し- [e-AT・AAC(用語辞典)]

シェアウェア

(Shareware)[SOFT]
ソフトウェアの流通方法のひとつで,ダウンロードサイトや雑誌付録のCDからソフトウェアを入手し,一定の試用期間(機能制限がある場合がある)の後,料金を支払い登録を行なうもの.

支援技術

(Assistive Technology)[e-AT]
「AT」を参照のこと.

支援費制度

[福祉]
2002年度から導入された制度で,対象者は障害のある方.それまでは自治体が福祉サービスの内容を決める措置制度であったが,支援費制度では障害のある方本人が福祉サービスを選択し利用するのが特徴である.

視覚障害

(Visual Disability)[障害]
さまざまな理由により視覚機能が低下している障害のこと.視覚障害は視覚が全く活用できない全盲と視覚の一部が活用できる弱視に大別される.視覚障害のある方のうち,約70%の方は一部視覚の活用が可能と言われている.視覚障害のある方と話をするときには,こちらの身振りやジェスチャーが見えないことを考慮に入れ,誰が誰に対して話しているかを明確にする必要がある.
参考サイト:
 日本盲人会連合会
 全日本視覚障害者協議会
 日本盲人社会福祉施設協議会
 視覚障害者 (Wikipedia)
 視覚障害 (はてな)

視覚障害者用活字文書読上げ装置

[e-AT][福祉]
「OCR」を参照のこと.

シグネチャ

(Signature)[NET]
メールの末尾に入れる自分の名前,ハンドルネーム,メールアドレス,URLなどを書いた署名のこと.不必要な情報であることもあるため視覚に障害のある方向けにシグネチャの前に「以下署名」「以下シグネチャ」と記載しておくことが望ましい.

自己管理

(Self Management)[e-AT]
自分自身で時間などの管理を行なうこと.認知障害や知的障害のある方に対し,モニタリングシステムの導入に先立って,自己管理をする方法を検討する必要がある.

自己決定

(Self Decision)[AAC]
元来リハビリテーションはADLの向上に重点を置きそれが自立に繋がると考えられていたが,障害のある方自身が自分の考えややりたいことを伝えること(=自己決定)により自身のQOLの向上を計ることが自立に繋がるという考え方が多くなってきた.自己決定をし意志を伝えることが重要になってきたことでAACという分野が成立した.

姿勢保持

(Positioning)[e-AT][医療]
自分で一定の姿勢を保持できない方に対し装置を用いて適切な姿勢を保持すること.座位・立位などさまざまな姿勢に対して行なわれる.日常生活の場面に応じた姿勢保持を行なうことが非常に重要であり,支援機器を使用する場合も姿勢保持に関して注意を払わなければならない.

視線入力式マウス

(Eye Mouse)[e-AT][HARD]
視線の方向にマウスカーソルを移動させる代替マウスのこと.カメラで眼球の動きをセンサリングし,マウスカーソルの動きに変換する.
参考サイト:
 Eye Can! (ゲン・テック)
 EYE-COTOBA (島津製作所)

肢体不自由

(Physical Disability)[障害]
上肢,下肢,体幹の運動機能障害のこと.代表的な原因として脳性マヒ,ALS,脊髄損傷,筋ジストロフィーなどがあげられる.また症状としてはマヒ,不随意運動,震戦,アテトーゼ,痙攣などがある.
参考サイト:
 日本肢体不自由児協会
 響(ひびき) (全国肢体不自由児・者父母の会連合会)
 肢体不自由児 (Wikipedia)

実行ファイル

(Executable File/Command File)[SOFT]
パソコンで実行が可能なファイルのこと.Windowsの実行ファイルの場合,拡張子は.exe.MS-DOSの実行ファイルの場合,拡張子は.comである.

失語症

(Aphasia)[疾患]
脳血管障害,頭部外傷により脳の言語活動を司る部分やそれを他の部分に連絡している部分に損傷を受けたときに発生する疾患のこと.理解はできるが言語に置き換えることのできない「運動性失語」と言語理解ができなくなる「感覚性失語」の2つに大別される.
参考サイト:
 Webことばの海 (全国失語症友の会連合会)
 失語症 (Wikipedia)

自動選択

(Hovering)1.2.[AAC][e-AT]

  1. スイッチを用いた文字やシンボル,機器操作の選択方式のステップスキャンの方法のひとつで,スイッチを押すことでオンスクリーンキーボードのカーソルを移動させ,目的のキーのところで一定時間止めておくことで決定を行なう方法.50音表から「す」を2段階のステップスキャン方式(自動選択)で選択する一例を記載する.まずは行の選択,「あ行」→[スイッチ押下]→「か行」→[スイッチ押下]→「さ行」.ここでまず一定時間止めることで「さ行」を選択.次に段の選択,「さ」→[スイッチ押下]→「し」→[スイッチ押下]→「す」.ここで再度一定時間止める.これで「す」が選択される.
  2. マウスを使用した文字やシンボルの選択方法のこと.画面上のオンスクリーンキーボードで入力したいキーの上にマウスカーソルを移動し,一定時間止めておくことで選択が行なわれる.Windows付属のスクリーンキーボードでもこの自動選択による操作が可能である.

自動走査方式

(Auto Scanning Method)[AAC][e-AT]
オートスキャン方式のこと.

シニアネット

(Senior Net)[NET]
全国各地にある高齢者のパソコン学習などを中心としたネットワーク活動のこと.

視能訓練士

(Orthoptists)[医療][資格]
視覚に関する機能検査や目に関する疾患のある方,視覚障害のある方の回復のためのリハビリテーションを行なう医療専門職のこと.法律(視能訓練士法)上は「医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行なうことを業とする者」と定められている.
参考サイト:
 日本視能訓練士協会
 視能訓練士 (Wikipedia)
 視能訓練士 (はてな)

自閉症

(Autism)[疾患]
3歳以前に発症する先天的な疾患であり,対人関係・コミュニケーションの障害,非常に強いこだわりなどの問題行動を表す.自閉症の7~8割には知的障害を伴うが,知的障害を伴わない「アスペルガー型」や一部に高い認知能力を示す「高機能自閉症」などさまざまな症状がある.見通しを立てることができるような生活環境を整えるTEACCH法などが問題行動の抑止に効果的である.また,コミュニケーションシンボルや写真を用いた視覚を使ってのAACが有効である.
参考サイト:
 日本自閉症協会
 自閉症 (Wikipedia)
 自閉症 (はてな)

字幕放送

(Closed Caption Broadcasting)[e-AT][福祉]
日本で行なわれている字幕放送はクローズドキャプション方式と呼ばれ,外付の専用デコーダを用いるかデコーダを内蔵したテレビを使って見ることが可能である.しかし2005年の段階で字幕放送がおこなわれているのは一部の番組のみである.アメリカでは13インチ以上のテレビは必ず字幕放送用のデコーダを内蔵していなければならないと法律で定められている.なお,字幕放送および文字放送用のデコーダは「聴覚障害者用情報受信装置」の項目で日常生活用具の給付対象品目となっている.

社会的不利

(Handicap)[福祉][障害]
WHO(世界保健機構)が1980年に定めた障害の分類方法であるICIDHの中にある障害のひとつ.具体的には「(目が見えなくなり)会社を解雇された」「(全身マヒになり)外出できなくなった」など障害により生じた不利益のことをさす.

社会福祉士

(Social Worker)[福祉]
高齢者,障害者からの福祉の関する相談に応じ,適切な指導,助言,援助を行なう専門職のこと.法律(社会福祉士及び介護福祉士法)上は「専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」と定義されている
参考サイト:
 日本社会福祉士会
 社会福祉士 (Wikipedia)
 社会福祉士 (はてな)

社会への参加

(Participation)[福祉][障害]
WHO(世界保健機構)が2001年に定めた障害の分類方法であるICFで定められた分類の1つ.「社会(活動)への参加」を行なうことに制限がある,ということを障害として捉える.

弱視

(Low Vision)[障害]
視覚障害のひとつで視力が弱くよく見えない症状全般のことをさす.弱視の症状はさまざまであるが,概ね次のような特徴を持つことがある.

  • 像がぼけてはっきり見えにくく,図と背景の境界線がはっきりしない.
  • 光のため見えにくい場合があり,通常の光量ではまぶしすぎて見えにくい場合と暗すぎて見えにくい場合があるため適切な採光が必要である.
  • 視野狭窄(視野がせまいこと)があり,一度に全体を見ることができない.
  • 視線を向けている先がよく見えず,中心暗転(視野の中心が見えにくい状態)が生じることがあり,この場合あるものを見ようとするほど見えにくくなる.

参考サイト:
 弱視 (Wikipedia)
 弱視 (はてな)

シャットダウン

(Shutdown)[PC]
OSを終了しパソコンの電源を落とすこと.きちんとした手順で終了しないとシステムファイルに破損などが生じ,最悪の場合起動できなくなることがあるので注意が必要である.

重度障害者用意志伝達装置/重度障害者用意思伝達装置

[AAC][福祉]
ひとつもしくは複数のスイッチを使用し,オンスクリーンキーボード上の文字やメッセージ,シンボルを選択しコミュニケーションを図るための装置のこと.1スイッチでオートスキャン方式を用いて使用するケースが多い.ユーザが随意的に動かすことのできる部位があれば使用可能である.しかし,スキャン方式を用いる関係で即応性に欠ける場合があるため,その他のAAC手段と併用する場合が多い.なお現在「重度障害者用意志伝達装置」の項目で日常生活用具の給付対象品目となっているが,平成18年より補装具の交付対象へ移行される.
参考サイト:
 ディスカバーキネックス スピーキングダイナミカリー (アクセスインターナショナル)
 パソパルマルチ (ナムコ)
 オペレートナビEX (日本電気)
 伝の心 (日立ケーイーシステムズ)

出力装置

(Output Device)[HARD]
パソコンからの情報をユーザが確認するための装置のこと.モニタやプリンタなどが代表的な出力装置である.支援機器の中には出力装置を代替するもの(点字ディスプレイや点字プリンタなど)がある.

手動走査方式

(Step Scanning Method)[AAC][e-AT]
「ステップスキャン方式」を参照のこと.

手話

(Manual Sign Language)[AAC]
主に聴覚障害のある方の使用する手指を使ったサインによるコミュニケーション方法.先天的に聴覚障害のある方は使用できることが多いが,後天的に聴覚障害を持った方は使用できない場合が少なくない.
参考サイト:
 手話 (Wikipedia)
 手話 (はてな)

ジョイスティック式マウス

(Joystick Type Mouse Emulator)[e-AT][HARD]
元々は一般のゲームや電動車いすの操作に使用される棒状の入力機器であり,代替マウスとしても使用される.普通のマウス・トラックボールとは異なり,スティックの角度に応じてマウスカーソルが移動するのが特徴である.
参考サイト:
 ジョイスティックプラス ライトジョイスティック (アクセスインターナショナル)
 らくらくマウスII ジョイスティック (こことステップ)

障害基礎年金

[福祉]
国民年金に加入している人(または20歳前に障害を持った人)が病気やケガにより障害を持った場合に支給される年金のこと.

障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ指針

[e-AT][PC][NET]
1997年に旧通産省が「障害者等情報処理機器アクセシビリティ指針」という名称で告示した障害者のパソコン利用,インターネット利用の促進のために設けられた指針であり,2000年に「障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ指針」という名称に変更および改定された指針のこと.
参考サイト:
 障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ指針について (経済産業省)
 アクセシビリティ指針 (こころWeb)

障害者雇用率

[福祉]
「障害者の雇用の促進に関する法律」によって定められた企業に対する障害者の雇用に関する制度.常用労働者数が56人以上の民間企業は,1.8%以上(法定雇用率)の身体障害者もしくは知的障害者を雇用しなければならないとされている.

障害受容

(Acceptance of Disability)[障害]
自分にある障害に対し「あきらめ」「いなおり」などのネガティブな状態ではなく,障害があることをポジティブに考えることができる状態になったことであり,本人だけでなく家族対しても同様のことが言える.先天的に障害のある人と後天的に障害を持った人では障害受容までのプロセスは異なる.一般的には障害受容までは次のようなプロセスをたどることが多い言われている.

  1. ショック期
    自分に何が起こったかを理解できていない状態.この期間はさほど長く続かず,少しずつ現実が見えてくる.
  2. 否認期
    自分の障害を認められない状態.ショックを和らげる意味で最も重要な時期であるが,この期間が長く続いた場合,リハビリテーションに影響がでることがある.
  3. 混乱期
    「怒り」「悲しみ」「抑うつ」などが現れる状態.よく介護者とトラブルが生じるのがこの時期である.これらの感情はやり場のない感情の表出と理解する必要がある.
  4. 解決への努力期
    さまざまなきっかけで,いままでとは違った生き方が見えてくる時期.
  5. 障害受容
    自分の障害を前向きに建設的に捉えられるようになった状態.
実際にはこのとおりのプロセスをたどる訳ではなく,各期の間を行き来したり,前段階に戻ることもある.支援機器の導入にあたっては本人と家族がどのような期にあるかを判断し,ショック期・否認期・混乱期にある場合は特に配慮する必要がある.

詳細読み

[e-AT]
スクリーンリーダーなどを使用した際,同音異議語を区別するために使用するもの.例えば,「日本」の場合「にちようび の にち」「ほんだな の ほん」という読みで区別を行なう.

常駐プログラム

(Resident Program)[PC]
OSが起動してからパソコンが稼動している間,常に立ち上がっているソフトウェアのこと.ウイルス対策ソフトウェアやデバイスドライバが該当する.また,パソコンを用いた重度障害者用意志伝達装置も一種の常駐プログラムと言える.

触手話

(Tactile Sign Language)[AAC]
主にろうから盲ろうとなった方(ろうベースの盲ろうの方)で手話を使用していた方が使用する手話のことで,手話の形や位置を手で触れて読みとるもの.

ショートカット

(Shortcut)[SOFT][WIN]
ファイルやフォルダの分身のことでアイコンなどに使用される.ショートカットを開くことで実際のファイルやフォルダを開くことが可能である.

ショートカットキー

(Shortcut Key)[SOFT][e-AT]
「キーボードショートカット」を参照のこと.

シリアルキーデバイス

(Serial Key Device)[e-AT][HARD]
シリアルポートを接続して使用する障害のある方向けの代替入力装置のこと.Windows95以降は「ユーザー補助」で設定が可能であり,MacOS(9以前)の場合サードパーティからデバイスを使用するためのソフトウェアが提供されている.現在ではUSBの代替入力装置が増えてきておりシリアルキーデバイスは減っている.

人工喉頭

(Articulation Larynx)[AAC][医療][福祉]
喉頭を摘出したり,障害がある場合に用いる発声を補助する機器のこと.電気式のものと笛式(パイプ式)のものがある.なお「人工喉頭」の項目で補装具の交付対象となっていたが,平成18年より日常生活用具の給付対象品目へ移行される.
参考サイト:
 マイボイス (セコム医療システム)
 ユアトーン (電制)
 アンプリコード (永島医科器械)

人工内耳

(Cochlear Implant)[医療][AAC]
電極のある体内装置と体外装置の2つからなる機器であり,手術により体内装置の電極部分を内耳に挿入する.体外装置にから体内装置に送られた信号により,直接蝸牛にある神経に電気刺激を与えるものである.
参考サイト:
 人工内耳友の会
 人工内耳 (Wikipedia)

心身機能と構造

(Body Function and Structure)[福祉][障害]
WHO(世界保健機構)が2001年に定めた障害の分類方法であるICFで定められた分類の1つ.「心身機能と構造」に関して制限がある,ということを障害として捉える.

震戦

(Tremor)[疾患]
曲げる筋肉と伸ばす筋肉のように拮抗した筋肉が交互に収縮するために発生する比較的リズミカルで不随意な無目的な振えのこと.

シンプルテクノロジー

(Simple Technology)[e-AT][AAC]
重度重複障害のある子どもに対して,因果関係を理解するために行なわれる活動のこと.子どもに適したスイッチを使用して電動おもちゃや家電製品を操作することで因果関係の理解を助ける.基本的なセットはスイッチ,乾電池アダプタもしくは電源リレー,電動おもちゃもしくは家電製品であり,必要に応じてラッチ&タイマー機能を持った機器を使用する.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -さ- [e-AT・AAC(用語辞典)]

座位保持装置

(Seating System)[e-AT][福祉]
座位を取ることが困難な肢体不自由のある方が安定して長時間座れるように製作された特殊ないすのこと.さまざまな支援機器を使用する際,ユーザの姿勢は非常に重要であり,姿勢を変えるだけで不随意運動が無くなったり,動作が楽になることが多い.そのため支援機器を使用する際の姿勢に関しては作業療法士や理学療法士と検討を行なう必要がある.なお,「座位保持装置」は補装具の交付対象となっている.

サウンズ アンド シンボルズ

(The Sounds & Symbols)[AAC]
1973年にオーストラリアのB.Breretonにより考案され,日本では1981年に紹介され広がったコミュニケーションシンボル.32個のシンボルで構成され,1個のシンボルにはその基本概念から派生する多くの語彙を持っており,文法的な規則よりも簡単な約束事によりその意味を大切にするコミュニケーションシンボルといえる.

作業療法

(Occupational Therapy)[医療]
さまざまな障害のある方を対象に,医師の指導のもとに日常生活の動作や仕事,遊びなどの「作業領域」の活動を通じてリハビリテーションを行なうこと.法律(理学療法士及び作業療法士法)上は「身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせること」と定義されている.
参考サイト:
 作業療法 (Wikipedia)

作業療法士

(Occupational Therapist)[医療][資格]
作業療法を行なう医療専門職のこと.法律(理学療法士及び作業療法士法)上は「医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者」と定められている.
参考サイト:
 日本作業療法士協会
 作業療法士 (Wikipedia)
 作業療法士 (はてな)

サーチエンジン

(Search Engine)[NET]
インターネット上にあるさまざまな情報を探すためのWebサイトのこと.代表的なサーチエンジンとしてはYahoo!,Google,gooなどがある.
参考サイト:
 Yahoo! JAPAN
 Google
 goo

サーバ

(Server)[NET][PC]
ネットワーク上で各種サービス,データ,機能を提供するコンピュータのこと.提供先のパソコンのことはクライアントという.Webサイトの場合,データのあるコンピュータがサーバ,ブラウザで閲覧をしているパソコンがクライアントである.

サポート

(Support)1.[e-AT][AAC]/2.[PC]

  1. 支援機器の導入,フォローアップを行なうこと.サポートを行なう際には,時間や方法を明確にしておく必要がある.また,技術サポートと介護サポートの違いを事前に説明しておくことも重要である.
  2. パソコンメーカーやショップが顧客に対して使い方や不具合に関する対応を行なうこと.サポートの内容,時期により有償となることがある.

サーベイランスシステム

(Surveillance System)[e-AT]
モニタリングシステムのひとつで,カメラやGPSを使用し個人が特定できる監視システムのこと.プライバシーを尊重しアラームがあったときや特定時間のみ動作し情報を送るものと,直接情報を送るものがある.安全確保の視点では有効であるが,プライバシーが保護されない問題がある.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -こ- [e-AT・AAC(用語辞典)]

構音障害

(Articulation Disorders)[障害]
言葉を作り出す機能に問題が生じている障害のこと.構音障害は主に以下の3つに分類される.

  1. 器質性構音障害…口唇,口蓋裂や舌の切除など,発音する器官そのものに問題があるもの.
  2. 運動神経性構音障害…脳や神経の損傷や筋肉そのもの(言語発声機能)に問題があるもの.
  3. 機能性感覚障害…上記2つのような問題はないが,「いす」を「いちゅ」というように発音の学習に問題があるもの.

高次脳機能障害

(Higher Brain Dysfunction/Disorders or Higher Brain Function)[障害]
高次脳機能とは「知覚」「記憶」「学習」「思考」「判断」などの認知過程と行為の感情を含めた心理機能のことであり,病気や事故により脳に損傷があった際に認知障害が生じた場合のことをさす.よく現れる症状としては「失語症」「記憶障害」「認知障害」「読み障害」「遂行機能の障害」が挙げられる.
参考サイト:
 高次脳機能障害 (Wikipedia)
 高次脳機能障害 (はてな)

高齢者

(Person of Advanced Age)[福祉]
65歳以上の方を高齢者という.18歳以上の障害のある方の内,約3分の2が高齢者である.高齢になって障害を持つことになった方は,自分に「障害があること」を受け入れにくい場合が多く,障害受容が難しい場合が多い.また高齢者の支援に関わる際には尊厳を持って接し,機器の導入や使用方法に関して分かりやすく繰り返し説明を行なうことが重要である.

国際福祉機器展

(Home Care & Rehabilitation Exhibition)[福祉]
「H.C.R.」を参照のこと.

こころWeb

(Kokoro Web)[e-AT][AAC][NET]
障害のある方のパソコン利用やe-AT機器,AAC機器の情報を集めたサイト.機器に関する情報は豊富であるので,支援の際参考にすると非常に役立つサイトである.
参考サイト:
 こころWeb

個人レベルの活動

(Activity)[福祉][障害]
WHO(世界保健機構)が2001年に定めた障害の分類方法であるICFで定められた分類の1つ.「個人レベルの活動」を行なうことに制限がある,ということを障害として捉える.

骨導式補聴器

(Bone Conduction Hearing Aid)[e-AT]
音声の振動を直接骨に伝える方式の補聴器のことであり,伝音難聴に対して有効である.

固定キー

(StickyKeys)[e-AT][WIN]
Windows付属の「ユーザー補助」に含まれる機能で,特殊キー([Shift][Ctrl][Alt][Windows]キー)を押すと押した状態が保持され複数のキーを同時に押す必要がなくなる機能のこと.コントロールパネルから設定可能であるが,[Shift]キーを5回押すことにより固定キー機能がオンになる.

固定部材

(Mounting System)[e-AT][AAC][HARD]
「マウンティングシステム」を参照のこと.

コマンド

(Command)[SOFT]
パソコンのユーザがキーボードから文字を入力する命令のこと.主にMS-DOSやUNIXでされるが,Windowsの場合も「ファイル名を指定して実行」でコマンドを入力することが可能である.

コミュニケーションエイド

(Communication Aid)[AAC]
AAC手法の中でも特にe-ATを使用したコミュニケーション手法,機器のことをさす.主に携帯用会話補助装置や重度障害者用意志伝達装置をさすことが多いが,その他にもコミュニケーションエイドと呼ばれるものはいくつかある.

コミュニケーション障害

(Communication Disability/Communication Disorders)[障害]
言語障害とコミュニケーションの能力の障害を含んだものであり,言語障害に伴うことが多いが.言語障害のない認知症の方や健常人にもみられるものである.

コミュニケーションシンボル

(Communication Symbol)[AAC]
音声言語や文字を利用したコミュニケーションが困難な方向けに作成された絵による視覚シンボルのこと.聴覚は時間的に流れてしまう情報であるが,視覚だと時間の制約がないため記憶の補助に使用されることも多い.代表的なコミュニケーションシンボルとして,PCS,PIC,サウンズアンドシンボルズなどがある.

コミュニケーションブック

(Communication Book)[AAC]
コミュニケーションシンボルや絵カード,写真などを持ち運びできるように冊子状にまとめたもの.

コミュニケーションボード

(Communication Board)[AAC]
コミュニケーションシンボル,絵カード,写真,実物,文字などをボード上に並べたもののことであり,主に指差しで使用するが,透明板を用いて視線で使用することもある.

コントロールパネル

(Control Panel)[PC]
OSの設定を行なうフォルダのこと.Windowsの「ユーザー補助」やMacOSの「イージーアクセス」「クロースビュー」はコントロールパネルにある.

コンピュータリテラシ

(Computer Literacy)[PC]
パソコンを使いこなす能力のこと.主にキーボード・マウス操作,データ処理の能力のことをさす.


e-AT/AAC/PC用語辞典 -け- [e-AT・AAC(用語辞典)]

ケアマネージャー

(Care Manager)[福祉][資格]
「介護支援専門員」を参照のこと.

ケアワーカー

(Care Worker)[福祉][資格]
「介護福祉士」を参照のこと.

掲示板

(Bulletin Board Service)[NET]
「BBS」を参照のこと.

携帯用会話補助装置

[AAC][福祉]
キーやボタンを押したり,外部スイッチで選択を行なうことにより合成音声や予め録音しておいた内容を再生する機器のこと.VOCAも携帯用会話補助装置のひとつである.携帯用会話補助装置は次の4つに大別できる.

  1. 1つのキーを押すことで1つの録音内容を再生するもの.
  2. 複数のキーから選択したいキーを選択し対応した録音内容を再生するもの.
  3. PDAを使用し階層化された内容から選択を行ない対応した録音内容を再生するもの.
  4. 50音のキーから選択を行ないメッセージを作成し合成音声を発するもの.

携帯用会話補助装置はさまざまな形態があり,ユーザにあったものをを選択するには事前に試用をした方が良い.なお「携帯用会話補助装置」の項目で日常生活用具の給付対象品目となっているが,知的障害の方は対象となっていないので注意が必要である.
参考サイト:
 トーキングエイドライト/トーキングエイドIT (ナムコ)
 レッツ・チャット (ファンコム)
 ※ 項目「PDA」「VOCA」の参考サイトも参照のこと.

言語障害

(Speech Disability/Communicative Disorders)[障害]
言語障害は日本では法的には「聴覚・言語障害」として分類されている.言語障害は主に以下の3つの形態に分けらる.

  1. Languageの障害(言語活動の障害)…代表例は失語症.
  2. Speechの障害(話す活動)…代表例は構音障害.
  3. Healingの障害(聞く活動)…いわゆる聴覚障害.

言語障害のある方のリハビリテーションは医師の指導に基づいて言語聴覚士が中心となって行なう.
参考サイト:
 言語障害 (Wikipedia)

言語聴覚士

(Speech Therapist)[医療][資格]
言語療法を行なう医療スタッフのこと.法律上(言語聴覚士法)は「音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」と定義されている.
参考サイト:
 日本言語聴覚士協会
 日本コミュニケーション障害学会
 言語聴覚士 (Wikipedia)
 言語聴覚士 (はてな)

言語療法

(Speech Therapy)[医療]
さまざまな理由により言語に障害のある方に対して,医師の指導に基づいて言語聴覚士が行なうリハビリテーションのこと.


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