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デジタル化・多チャンネル化,どうすりゃいいの? [テレビ]

引越し関連ネタで.

日付変わって昨日,某引越し会社の方にきてもらい正式な見積を出してもらった.実家で引越し関連のサイトから何社かにネット見積を提示してもらっていたが,試しに1社電話したところ,「メールで回答した見積の額はあくまで参考ですので,実際にお宅を拝見した上で正式に見積を提示致します」ということで….意味無いじゃん!ま,来て頂いた方も同じようなことおっしゃってて,自分が予想していた金額-5,000円(税込)で見積ってもらった.他の会社も呼んでもいいけど,正直めんどくさいので,これで決定,引越し予定日も決めたのね.それまでにパソコン,ビデオデッキ,食器など微妙にヤバイものは自分で運んでおこうと….

引越す先のマンションなんだけど,CATVにすぐ加入できるのな.実は引越したときに演劇関連とF1関連のBS/CS放送が見れる環境を整えたかったのよ.具体的に書くとBSの方はWOWOWへの加入(何せあの蘭々版「キレイ」が放送されるんでな),CSの方がシアターテレビジョンフジテレビのCS2局ね.で,いろいろパターンを考えてみた.

案その1 CATVに加入してしまう
これがベストかなと思ったのよ,最初は.WOWOWもCATVと契約してしまえばデコーダが無くても良いし,支払いも一本化できて良いな,などと思ったさ.ところがここで問題発生.シアターTVを見ることのできるCATVが,片手で数えることができるくらいしかないという事実が判明.大阪にもその系列のCATVはあるんだけど,残念ながら地域が違うのよね~.悔しいからCATVの放送局に電話して,「引越しを機に御社との契約を検討しているものですが,スカイパーフェクTV!のシアターTVですね,これを新しくチャンネルに加えるような考えはございませんか?」と聞いたところ「今のところ全く予定しておりません」との回答.しょぼーん.案その1,はい消えた!

案その2 110°BS/CSのアンテナ・チューナを購入してしまう
金は掛かるけど各局のBSデジタル放送が見れる魅力的な案.ここでネックになったのが,またしてもシアターTV….ここは経営が厳しいと言われているため通常のスカパーでしか放送してないのよ.今度はシアターTVに電話してみる.「シアターTVさんですか,今度そちらの放送を見たいと考えている者なんですが,近いうちにスカイパーフェクTV!110からも放送する予定はございませんでしょうか?」と聞くと,こちらも「残念ですが現在のところ全く予定しておりません」とのこと.しょぼーん×2.案その2,はい消えた.

ここで一服,ちょっと落ち着け….今私の手元にあるものを有効活用してみよう.BSチューナ,これはHDD/DVDレコーダーに付いているから必要ないわな.あと,大学時代にどうしてもBSが見たくて買ってしまったDXアンテナ製の室内用平面BSアンテナ(!)があったよなぁ.探してみること5分.押入れの奥からでてきた.チューナにつないだところきちんと受信しているので壊れては無い様子.CS関連の持ち物は一切無し.う~ん,どうしたものか….とりあえず至急必要なものを考えてみよう.当然10月22日(土)にWOWOWで放映される「キレイ」でしょう!!ということで…

妥協案その3 とりあえずデコーダを買ってWOWOWに加入する.シアターTVは我慢できなくなるまでがんばってみて,ここというときはスカパーのレンタルを使う
これでしょ.これしかないわ.「キレイ」がDVD化される可能性は,再演であること,蘭々が緊急登板だったこと,ジャニーズ系の役者がでてること,以上3点よりかなり困難と判断.この放送を逃すと2度と見れないかもしれんなぁ,ということで.スカパーのレンタルは意外と安いし,アンテナ・チューナを買っても目玉が飛び出るような価格ではないし….シアターTVで私好みの芝居をやるのに合わせて…って毎月魅力的なの必ずひとつあるしなぁ….シアターTVは体調が戻るまで我慢我慢….

多チャンネル化ってありがたいけど,金かかるよね…ってことで.


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「きっと明日は」(ETV)再評価 [テレビ]

いきなりであるが,私はNHK教育テレビ(ETV)マニアであった.今を去ること6年前,自分のサイトで実はこんなコラムを書いていたのだ(我ながら当時の文章は稚拙だ).小学校の夏休みには高校野球は見ないで,ETVでいろんな学年の教科を番組を見ていたのだ.だからこの頃はお昼の時間,高校野球がETVにやってくるのがなんだか嫌いだったのだ.あっ,池田高校が出場していたときは例外ね.

大学に入ってからは人形劇のサークルに入っていた関係もあり,余裕があればETVの人形劇やら道徳劇,乳幼児向け番組を見ては研究していた.研究ってのはふざけているのではなくって,自分で人形劇の脚本を書いたときに,できれば30分以内にまとめたかったのに,全然短くならなくって1時間超の劇にしてしまった経緯があったため参考にしていたんだよ.今ならその人形劇のいらないシーンをバッサリ切って面白いものにする自信は軽~く200%はあるんだけども.

ETVの各教科の番組は学校の授業時間に合わせられるため放送時間はたったの15分,オープニング・エンディングを考えると実質物語に使うことのできる時間は14分もないかもしれない.必ず人形劇や道徳劇をそれだけ時間内に収めなければならない.だから物語の基本形に忠実に作らないと訳の分からない話になってしまうのだ.物語には必ず2つのターニングポイントがあるというのはすぐ気がついた.「起承転結」では無く「序破急」というヤツである.基本的な物語をある一定時間内で収めるには「『序破急』を繰り出すタイミングによってきまる」ってことは,人形劇を辞めてから2年後に気が付いた,って遅すぎじゃん!

なんでこの記事を書いているかというと,実は今私の横で「きっと明日は」という1996年度に放映された小学校高学年向けの道徳ドラマのダビングを行なっているのだ.この映像を観るのは約5年振りだが,低予算ながら極めてよくできたドラマであることに改めて驚かされた.

全話のビデオを持っている訳ではないが,各話のつくりはしっかりしており,小学校高学年なら十分に理解できる話である.が,道徳の番組だけに何を考えるものか内容がついて来なければならない.その点もクリアしている.というか大人が考えても答えの見つからない問題,例えば地方の開発・夫婦の離婚などが取り上げられているのが見逃せない.個人的には第7回「若武者の願い」が非常にチープな映像ながらストーリーは重厚でお気に入りである(後述するがこの回のみお決まりのお姉ちゃんの歌は無し,エンディングの歌も差替で15分をフルに使用した力作!).また,毎回お決まりのネタ(主人公のお姉ちゃんがいろいろなところで豆カラ片手にテーマソングを歌う)を仕込んでおいて,最終話の最後の最後でカーテンコール的に爆発させる,といったにくい伏線があったり,子どもの演技が若干気になる程度で30歳となった今でも楽しめる内容であった.

この翌年の「虹色定期便(97年度版)」もかなり面白い道徳ドラマなのだが,今改めて見てみると若干ネタ(ETV道徳ドラマ史上多分初のSF特撮モノ,オープニングでは驚きの「爆破」シーン!がある)に走りすぎて「道徳の番組」である点が若干ぼやけている気がする.「道徳」という点を考えず「低予算の子ども向けドラマ」として観ればそれなりに楽しめるのだが….余談だが,この「虹色定期便」(原作名「プロジェクト・エデン」)についてはマニアの間でかなり盛り上がり,番組の音楽担当者が通販でサントラCDを配布するという,かつてETVでこんなことがあっただろうか,というところまでヒートアップした作品だった.え,私ですか,もちろんサントラ持ってますよ.「きっと明日は」のお姉ちゃんの歌がボーナストラックに入っているので,それだけでもおなか一杯です:).興味のある方,ググった検索結果は次のとおりなので是非とも各サイトに行ってみて欲しい.「虹色定期便 プロジェクト・エデン」「虹色定期便 97年版」当時の「熱いもの」を感じることができるハズである.

今ETVってどうなってるのかな,とちょっとだけ気にしつつ,おしまい.

追記:
この放送を学校で見ていた世代ってもう18~9歳なのね.私が人形劇で公演をしていた頃の子どもは成人しているし.時の立つのは…ねぇ.


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「トリック」の話(「それいゆ」「西に行く女」観劇記) [テレビ]

土曜日,久々の観劇.しかもダブルヘッダー,昼の部が一心寺シアター倶楽での少年王者舘「それいゆ」の再演,夜の部が近鉄小劇場でのオリガト・プラスティコの「西へ行く女」,っつう個人的に好きな劇団・ユニットなんだけども,ぜっんぜん方向性の違うお芝居を観た訳.結構歩いて両方合わせて4時間半くらいの公演だったもんで,楽しんだけどなんだかしんどかったです.こんなんじゃ役者復帰なんてできるわけねーなー,なんて思って切なかったのでございます.公演のことはここ半年ほど更新していない「ひとりごと」にでも書こうかなぁ,などと考えております.あぁ,よく考えても観れば「観劇」月2回ペースくらいのつもりだったのに,前半仕事が土日に入って行けなかったから,まだ今年は7本かぁ….年間で20本くらいは観ときたいんだけどね.

ところで話はコロっと変わるのだが,最近今さらながらあの「トリック」シリーズをDVDにて再見致しております.今月から第3シリーズが始まるんでその予行演習ですな.普段はドラマをあまり観ない私が,ほとんどをオンタイムで観たという珍しいドラマなのだな,まぁ,そんなこたぁあんまり関係ないのですが.久々に観てみると自分の好きなのは第1シリーズの第6・7話の黒井…もとい佐伯日菜子が出てた回と第2シリーズのエピソード3の佐野史郎が出てた「ゾ~ン」の回かな.

堤って嫌いじゃないし,つかむしろナイロン100℃ファンとしては好きなほうなんだけど(註:堤とナイロンの関係は「劇団健康」時代から.だからゲストでよく出てるでしょ,「トリック」には犬山,みのすけ,三宅がでてたし,「ケイゾク」にも峯村・犬山・みのすけ・ケラ(!)が出てたよね〉,彼の演出した回ってなんか外れが多い気がする,トリックに関しては〈第1シリーズの第1~3話は面白いけどね).映画の方は何かカラまわりしててちょっとなぁ,って感じがしましたです.第3シリーズ楽しみなんだけど,なんか怖いよーな,でも観たいよーな….重要な脇役,物語のスパイスとなるべき石原はいない訳だし….ま,いっか.

12月のナイロン100℃の公演は,ものの見事に展示会にバッティング!ということで時期をずらして滋賀公演に望みをかけてe+プレオーダー,た,頼む.いい席をよろしく.So-netユーザーより….では~!


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大英帝国的空飛大馬鹿曲芸団 [テレビ]

今年(1998年)の9月,NHKの治外法権枠とされる金曜深夜24時30分(註:「Mr.ビーン」の枠)で,実に30年近く前に製作されたコメディ番組が,新番組として放映されたのでありました.その番組こそ,それまでのコメディの流れを変化させ,今なお多くのTV番組,映画,舞台,果ては音楽までも影響を与えている「空飛ぶモンティ・パイソン -Monty Python's Flying Circus-」なのであります.見た人,いるかなぁ?

知らない人のためにちょっと説明を….モンティ・パイソンはイギリスの6人組コメディグループです.メンバーを紹介すると(()内はハマリ役),イギリスの学生劇団,「ケンブリッジ・フットライツ」出身のグレアム・チャップマン(検閲する軍人がはまり役),ジョン・クリース(シリーウォーク!),エリック・アイドル(この~ちょんちょん),「オックスフォード・レビュー」出身のテリー・ジョーンズ(裸のオルガン弾き),マイケル・ペリン(ガンビーさん!!),そしてアニメーターとして参加した唯一のアメリカ人,今では映画監督として有名なテリー・ギリアムの6人です.で,この6人が結集して制作され,1969年から英BBCで放映されたのが「空飛ぶモンティ・パイソン -Monty Python's Flying Circus-」なのです.

さて,ではモンティ・パイソンの魅力とは何なんでしょう?それは簡単には語れません.ガンビーのネタに見られるように労働者階級の連中をバカにしたかと思えば,上流階級馬鹿決定レースのように攻撃の対象は選ばないし.議論部屋に見られるように知的でスタイリッシュな笑いを提供したかと思えば,突然人が爆発したり,意味もなく主婦がサルトルに会いに行くといったシュールな笑いもあるし,かと思えば,突然コミックソングが始まってみたり,で,あのシュールの極みともいえるギリアムのアニメがあるし….

結局のところ,モンティ・パイソンの魅力とは,「馬鹿」ってことでしょうね.くだらないこと,人が眉を顰めるようなこと,子どもじみたことをオックスフォードやケンブリッジ出身のいい大人たちが一生懸命考え,制作し,演じるわけだ.しかもそれば英国の国営放送が放送するという.これを馬鹿と言わずになんと言おう!馬鹿もやるところまで徹底的にやったってのがモンティ・パイソン映画「モンティ・パイソン 人生狂騒曲 -Monty Python's The Meaning of Life-」の序盤に収録されているミュージカル“すべての精子は偉大なり”(!)でしょう.馬鹿もやるところまでやると気持ちいいもんです.

切れ間なくテンポ良く進むスケッチ群,斬新なアイデア,安易なオチを求めず見る者の感性が試される,30年たった今となってもなお新しい.それが「モンティ・パイソン」なのです.今のお笑いに飽きた方にお薦めですし,そうでない方にはその笑いのルーツを探る意味でもお薦めですね.またNHKさん,放送して下さい!お願いしますよ!!


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