SSブログ

DRSがしっくり来ない [F1]

このデバイスはさすがに危なくないか?

F1のお話です。今年のF1には新しい空力デバイスとして「可変リアウイング(=DRS/ドラッグリダクションシステム)」が搭載されている訳でありますが…。見たこと無いという方のためにまずは実際に動作している映像をご覧いただいた方が分かりやすいかと。


ザウバー C30:可変リアウイング

小林可夢偉がドライブするザウバーのテスト走行の映像ですが、DRSの動きが出てくるのが2分45秒あたり。リアウイングがガコッと動いて角度が緩くなる(=ダウンフォースが減る=ストレートスピードが上がる)のが分かるかと思います。

個人的にはDRSを導入しなかった方が良かったと思うんですよね。

理由としては、
1.意図的にオーバーテイクを増やすように画策されたものだが、素人目に「こんな安易な…」と思ってしまうような空力デバイスで、オーバーテイクができるようになるとは思えない。大体、空力がシビアになりすぎていることでオーバーテイクがしにくくなっているのであれば、空力デバイスに制限を設けてメカニカルグリップを増やすべきじゃないの?
2.単純に動きがガッコンガッコンしててかっこ悪い!というか見てて怖い。モータースポーツは危険は付きものだけども、主催者側が危険なデバイスを導入してどうする。しかもDRSを使うことができる制限が多く、どうにもしっくりこない。2005年のタイヤ交換禁止のレギュレーション導入と同じような恐さを感じる。
3.技術的にF1以外に転用できるものが見当たらない。今年再導入されたKERS(運動エネルギー回生システム…電車の回生ブレーキの凄いようなヤツ)は、レース以外にもフィードバックできる分野があるような気はするんだけども、このDRSは…う~ん、正直思い当たらない。
こんな感じ。

実際もう導入されてしまっているんだけども、DRSがあろうか無かろうがオーバーテイクが増えたようには感じられなかったし。ドライバーがあえてリスクのあるコース上でのオーバーテイクを行なわず、ピット戦略で順位を上げようとするのも分かるし。2000年以降のF1に関しては、毎年レギュレーションが変わりすぎるのが一番の問題じゃないんですかねぇ。

ということで今日はこんなところで。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。