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「福祉情報技術コーディネーター」の資格を何にどう活かすのか? [e-AT・AAC(コラム)]

ちょっと「福祉情報技術コーディネーター」に関して調べモノがしたくていろいろ検索をしていた.1級の資格を取っている私が言うのも何なんだが,この資格を有効に利用している人って少ないと感じないだろうか?なのでいろいろ検索してみた.

で見つけたのが下の総務省のサイト.
 「障害者のIT利活用支援の在り方に関する研究会」報告書の公表
総務省のサイトでいろいろ検索をしてみると,2001年頃からこういった研究会を設けているらしいのだが,それを全てリストアップしているとすごい量になってしまうので,とりあえず最も新しいであろう資料を紹介してみた.もし他の資料にも興味のある方は総務省のサイトで検索して欲しい.

「障害者のIT利活用支援の在り方に関する研究会」報告書を読んでいると,障害のある方や高齢の方の情報機器使用に関する装置・制度の遅れが強調されていることが分かると思う.実際問題,パソコンボランティア(パゾボラ)の方がいることによってかなり救われている部分が多いことに気付く.しかしながらパソボラの方が活動を積極的に行なわれているのは都市部が多く,地方で活動を行なっている方は少ないと思われる(あくまでここは私の感じるところ).結果的にアフターフォローの体制が取れない状況となってしまうケースが多く,こういった福祉情報技術関連の機器を取り扱うことのできる業者が限られてしまい,なおかつ給付や補助といった公的な制度がほとんど整わないという悪循環に陥っていることが窺える.

資料の中には「福祉情報技術コーディネーター」の有資格者を活かすべく,人材育成用のカリキュラムが掲載されている.個人的に思うのは現在の「福祉情報技術コーディネーター」については現場を経験したことのある人が若干資格と取るのに有利になるだけで,実際のとこと机上の勉強のみでも資格を取れてしまうという状況であるので,このようなカリキュラムが設けられるのは現状に比べるとベターかと思う.ただ,ベストではない.

総務省側でこのようなカリキュラムを設けるのであれば,「福祉情報技術コーディネーター」に対して公的な認定制度があった方が良いと思うのだが,いかがだろうか.そのためにカリキュラム案を作っているのだ,と言われてしまえば「あぁそうですか」と納得する訳なんだが.ただなぁ,現場レベルで本当にがんばっている人が「福祉情報技術コーディネーター」の資格を持っている訳ではないケースもあるし,もう少し資格の位置付けを明確にして欲しい,という気持ちは有資格者として持っている.

なんだか自分でも考えがまとまらなくなって来たが,本当に「福祉情報技術コーディネーター」の資格が活かせるのってどんな場面なのやら,という気持ちから降って沸いた疑問を率直に書いてみた.活かすも殺すも自分次第なんだけどなぁ.どうすればいいのかなぁ?

今日はこんなところで.


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