e-AT/AAC/PC用語辞典 -お- [e-AT・AAC(用語辞典)]
お
オーディトリースキャン
(Auditory Scan)[AAC][e-AT]
「音声スキャン」を参照のこと.
オートコンプリート
(Auto Complete)[SOFT]
キーボード入力の補助をする機能で過去に入力した文字から次に入力される文字を予測して表示する機能のこと.表計算ソフトウェアやブラウザに使用されていることが多い.福祉機器の入力支援として使用することも可能である.
オートスキャン方式
(Auto Scanning Method)[AAC][e-AT]
スイッチを用いた文字やシンボル,機器操作の選択方式で自動走査方式ともいう.一定時間おきに対象物が変わり,目的の対象物が来たときにスイッチを押すことで選択を行なう.50音表から「す」を2段階のオートスキャン方式で選択する一例を記載する.まずは行の選択,「あ行」→「か行」→「さ行」.ここでまずスイッチを押し「さ行」を選択.次に段の選択,「さ」→「し」→「す」.ここでもう一回スイッチを押す.これで「す」が選択される.Windows付属のスクリーンキーボードでもオートスキャン方式による操作が可能である.オートスキャン方式はタイミングに合わせてスイッチを押す必要があるため,不随意運動などに困難な場合はステップスキャン方式を使用した方が良い場合がある.
オートパイロット
(Auto Pilot)[SOFT]
OSやソフトウェアの操作を自動化すること.予め行ないたい動作を登録しておき呼び出して使う.なるべく操作を減らしたいときに有効.
オーバーレイシート
(Overlay Sheet)[AAC][e-AT]
VOCAなどのキーの部分に貼ったり置いたりするシートのこと.録音内容に関係するコミュニケーションシンボルや絵,写真などを用いることが多い.
オフィス
(Office)[SOFT]
ワープロ・表計算などがセットになったソフトウェアのこと.基本的に各ソフトウェアの操作性は統一されており,ソフトウェア間のデータのやり取りも可能である.
参考サイト:
マイクロソフトオフィス (マイクロソフト)
LotusSuperOffice スタースイート (ソースネクスト)
OpenOffice (OpenOffice)
オリエンテーション
(Orientation)[e-AT][AAC]
新しくe-AT機器やAAC機器を導入しようとする際に,本人・家族・医療スタッフ・介護スタッフ・支援スタッフの間で本人のニーズの把握したり,機器や支援に関する疑問への回答を行なうこと.
オンスクリーンキーボード
(On Screen Keyboard)[e-AT][AAC][SOFT]
パソコンのディスプレイ上に表示されたキーボードのこと.操作方法としてはマウス操作での選択,オートスキャン方式での選択,ステップスキャン方式での選択などがある.Windowsに付属されている他,肢体不自由の方向けに製作された専用のオンスクリーンキーボードがある.
参考サイト:
ディスカバースクリーン (アクセスインターナショナル)
SwitchXS (エーティーマーケット)
オペレートナビEX (日本電気)
心友 (日立ケーイーシステムズ)
音声ガイドシステム
(Voice Guide System)[e-AT]
位置などの情報を音声で知らせる機器のこと.「送信機に情報を入力しておいて携帯用受信機が送信機からの情報を聞けるもの」「ガイドシステムの送信機を持った人が来ると自動的に音声が流れるもの」「地中の磁気センサーが白杖に付けた磁石を感知して音声で情報を知らせるもの」などがある.
参考サイト:
音声ガイドシステムシグナルエイド (池野通建)
アイラス音声誘導標識システム (ウツミ)
トーキングサイン赤外線音声情報案内システム (三菱プレシジョン)
音声スキャン
(Auditory Scan)[AAC][e-AT]
スキャン方式により選択を行なう際,視覚だけでなく音声のフィードバックを加えたもの.疾患によっては視覚を用いることが困難な場合があり,そのような際に音声スキャンを用いることで使用できるようになるケースがある.
音声認識
(Voice Recognition)[SOFT][e-AT]
人間の声を分析して認識を行ない入力を行なうソフトウェアのこと.脊椎損傷の方のパソコン入力支援機器として用いられることがある.また,音声認識の技術を応用した聴覚障害のある子どもの言語指導用のソフトウェアもある.
参考サイト:
ドラゴンスピーチ (アスキーソリューションズ)
ViaVoice (ニュアンス)
SmartVoice (日本電気)
音声ブラウザ
(Voice Browser,Taking Browser)[e-AT]
Webサイトの内容を読み上げるブラウザであり,全盲の方がWebを利用する際に用いる.Webアクセシビリティが高くないと,サイトの全ての内容が分からないこともあるため,事前にテキストブラウザなどを用いてチェックを行なうことが重要である.
参考サイト:
ボイスサーフィン (アメディア)
ホームページリーダー (日本IBM)
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