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「消失」「イケニエの人」観劇記 [演劇]

去年の暮れと今年の頭,久々に芝居を観に行った.ナイロン100℃の「消失」と大人計画の「イケニエの人」.結局去年は東京まで芝居に行く余裕もなく,大阪に来た芝居も見逃すことが多かったなぁ.よーく考えてみると去年観たのって…え3本!?(G2プロデュースが1本,少年王者舘が1本,んで大人計画が1本)あちゃー….まーそれは置いといて感想を少しばかし.

「イケニエの人」…普段の大人計画の黒さみたいなもんが少なかったかと.「バスター」の設定が無けりゃ,むしろ簡単で観やすかったと思うし,その設定を入れるなら入れるでもっと深く,暗い方向に突っ込んでくれた方が,物語は複雑になるかもしれんが,松尾スズキっぽさがでたのではないのかなと思う.ただ,個性の強い大人計画の役者陣に当書きしたとのコメントが某雑誌に掲載されたインタビューのとおり,役者を観る楽しさが大きかった.阿部サダヲと宮藤官九郎のやり取りの部分や宮崎吐夢の至芸,ニセ外人は観てるだけでたのしかったっす.今年はあの「キレイ」の再演があるしなんと今度は大阪にも来るっつうことなんで非常に楽しみですわ.キャストどうなるんだろう.個人的にはケガレ=奥菜でいってほしいんだけどなぁ.

「消失」…長い,ひたすら長い.ナイロンらしく冒頭のアナウンスでギャグにしてたけど,それにしても長~い!しかもワッハ上方というどうも演劇向きじゃない劇場だったもんだから,ケツは痛くなるわ,前の人が邪魔で舞台上で見えない部分はあるわで消化不良な感じ.KERAよ~,せめて2幕に分けようよ,1幕で2時間45分は…長すぎ!ただ,物語自体は嫌いではない.好きと書かないのはナイロンっぽいばかばかしさっぽさ(?)みたいなもんが少なかったので.ナイロンと考えなけりゃ好きと言い切れる作品.むしろ新劇に近いくらいの重めのストレートプレイでした.設定自体はね,なんか80年代の小劇場っぽい近い未来の戦争のあとー,みたいな感じだったんだけどね.その設定に必然性をあまり感じないのはちょっと残念だったかも.こちらも役者の上手さ持っていたような印象が強いかな.で,ナイロンは今年は本公演はないらしく(若手公演はあるらしい…多分東京だけ),劇団健康が復活?するらしい.バカバカしいの期待してるんだけど演るのは「カラフルメリィ…」という噂が…嫌いじゃないけど,微妙…(「ウチソバ」の方が好いんだけど).

ま,今年はもっと芝居観ますよ,多分.


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