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ケータイ・ブロードバンド時代のネチケットから… [ケータイ]

今回はネチケット(ネットワーク上のエチケット)の話です.

先日,友人からチェーンメールが回ってきまして,精神的に逝ってた私は「チェーンメールやめてね」とお返事したわけです.友人は「知らんかった,ありがとう!」ということで特に問題になることも無かった訳でございますが,このとき私は考えたのでした.やはり,ケータイからメールをはじめた人と私みたいにインターネットって言葉が一般的になる前からメールを使ってた人との間には相当のネチケットに対するギャップがあるのではないのかなと.実際問題その友人はケータイからはじめた人だったからね.

まず何故チェーンメールがいけないのか.それに関しては私が友人に送ったメールより抜粋いたします.最近文章書くのがしんどくなりましてねぇ,ジジィじゃ,ジジィ….

こういったチェーンメールの問題点は次のとおりです.

  • 不特定多数にメールを送りつける.
    ネット上の負荷が高まる → システムが止まる可能性がある.
  • 送る人の良心に委ねてある.
    以前はネット上で「A型の血液が足りません,このメールを10人の人に転送して…」などといったメールがよくありましたがほぼ100%「うそ」です.仮に本当だとしてもメールを使用してこのようなこと行なうこと自体が間違っています.

ようするにメールで通信料がかかる人にとっては,山ほど来る「悪質メール」「迷惑メール」と変わらないものです.ケータイ・PHSの普及でネット上でのチェーンメール遊びも増えていますが,昔のネット事情を知るものにとっては「エチケット上やってはいけないこと」と認識されています.

これだけの説明でははっきり申しますと不充分でございます.そういえば,以前はよくケータイの情報サービス(i-mode,EZWeb)なんかがよくダウンしてましたがこれも今にして考えると若いもんがチェーンメール的な感じでメールをしてたからなのかなぁ,なんて考えてみたりして.ネチケットに関しましては参考になるサイトをご紹介という形でお茶を濁したいと思います.私が説明するよりずっと分かりやすいと思いますので…

このあたりを紹介しておけば良いのかいな,と…

まぁ,わたくし別にネチケットのことをねちねちと書きたいわけではありません(ここ笑うところね,あと笑うところ無いよ).最近,もしくは近未来のネット世界のことを書きたくってまず最初に「ネチケット」から責めてみた次第です.

この間とある展示会でK大学(Kは私の出身地)のN先生とお話させていただく機会がございました.そのときの講演のなかで先生はなかなか「ネットおかま」に絡めてなかなか楽しいお話をしていらっしゃいました.先生のおっしゃったことを私なりに解釈いたしますと「別にネットおかまが悪いことだとは思わない.実世界とはまた違った一面をそこで見せるというのは面白いことなんじゃないか.同様に障害を持った人でもネット上ではその部分は隠されて所謂「健常者」と同じように振舞うことができる.ネット世界というのはそういった面から見るともっと可能性のある面白い世界なのではないか.」と私なりに咀嚼してみました.

実はこの話を聞いたとき,私の会社に去年私が患ったのと同じ状況で長期の休みを強いられているお世話になった先輩がいるのですが,その先輩の言った夢のことを思い出しました.その先輩はゲームが大好きな方でして夢というのが「障害のある子でもない子でも同じ土俵で戦えるゲームができたらなぁ,と思っている.障害を持った子,持たない子関係なくゲーム上ではおなじ野球ゲームができる可能性があるじゃない.俺はそんなものを売りたい」というような内容でした.私も結構この考えに近い夢(「世界一のコミュニケーションエイドのスペシャリスト」になりたいということには,もちろんこのような内容も含まれるのさ)を持っていたので話を聞いたときは感銘をうけたもんです.先輩,気長に構えて体の調子を整えてくださいね.

と,この2つの事柄が示すようにネット社会やハイテク社会ちゅうのは「健常者」だけでなく障害をもたれた方にとっても面白く,障害とは別に健常者と同等に羽ばたくことができる社会なのかなと最近感じます.

とはいうもののやはりこれまでの「実世界」とは違う世界だけに様々な行き違いや,弊害を生じる世界であるとも言えるわけです.それが最初に書いたネチケットの問題でもある訳ですが.

2ヶ月ほど前,母親からこんな電話がありました.「なんか今日あたり大地震が起きる,ってインターネットで見たって後輩の先生(注:ママは幼稚園の先生です)が言うとったんやけど,ホンマな!?」…ホンマなったって地震のこと気にしとったら日本にすめませんがな.ノストラダムスと同じよ.と言ってデマや噂の危険性をオブラートに包んで母親に説明しときました.でもオブラートって溶けるんだったよね,確か….コンドームくらいで包んどいた方がよかったかしら(意味不明).

このように噂というものは大きくなるものでして……なんて書いてたら只でさえ長くなりがちなコラムがより長くなってしまうのでちょっと省略.噂やデマ,大嘘,危険思想,死体,裸体etc.と,まぁいろいろな倫理的に問題のあるものやら,見たくもないのに今日も見たエロ画像,あぁ中坊じゃあるまいし…などといった様々なものが広がっているのがネット社会な訳でして,それが本当の自由であることは分かっているのですが,自由というものを楽しむためにはやはりそれなりの責任を果たさなきゃいかんと思う訳ですな.

その責任というのが今回私の言いたいこと.簡単なことなだけど「情報を取捨選択する能力を養う」ってことね.英語で「メディアリテラシー」っつうの?日本じゃまだまだこのあたりのことが教育されていないというか,行き渡っていないというかそういう土壌であるが故にうちの母親のようなことが起こるわけですね.「テレビであの人が言ってたから」「ホームページで書いてたから」ということが正しいかどうかを見抜く力がいると思う訳さ.簡単なことなんだけど,難しいよねこれって.

情報量が増えることはめでたいこと,だけどもその情報の海で溺れるんじゃなくって,帆を張って漕ぎ出していきたいよね.ってことで!


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