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昨日の続きの研修会 [e-AT・AAC(コラム)]

このブログでは一応「リハビリテーションエンジニア」な雰囲気を漂わせつつ文章を書いているけど,まぁ今実際にやっているのはマーケティングの仕事な訳でして.昨日書いた研修会,楽しく終わりました.

午後からのワークショップ,思いっきり「リハビリテーションエンジニア」な感じの班に割り振られていてちょっとびっくりしましたが,昔とったなんとやら,いつかは自分で決めてやる的な感じで作業療法士の方とお話できたのは楽しかったですな.

会社に入ったばかりのころ,まだまだ支援技術とかコミュニケーション機器の重要性が理解されてなくって,ある施設に納品にいったところ,作業療法士はおろか理学療法士・言語聴覚士は一切関わってもらえず,果ては看護師にはっきりと「じゃまです」などと言われたことがあったことを成り行き上班の中で話したんだけど,もう10年近く前のことだからねぇ.ようやく作業療法士の皆さんが今回の研修会のようにIT支援・コミュニケーション支援に積極的に関わるようになると,支援技術の世界もかなりよい方向へ変わってくるのかな.そう期待しています.

支援技術のサポートはチームプレイが大事.当たり前のことがようやく当たり前になってきたことにうれしさを感じます.できればよい方向で循環させていかんとなぁ(よく言うPDCAってやつ?).

とりあえず今日はこんなところで~,では!


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ピックアップからピックアップ! [e-AT・AAC(コラム)]

フトしたことを思い出してギターのピックアップについて調べてみる.

学生の頃,サークルで「歌のお兄さん」というやつをやってたことがあって,入部したての頃は部室にあったギターを弾いていたのな.でも「やっぱ自分のギター欲しいわ」ってことになって徳島の某所にある「怪しいこと極まりない」骨董屋で3,000円(さんぜんえん!)でビンテージ(要はヤマハのFGの超初期型の中古)のコンパクトサイズ(000サイズって言ったらいいのかなぁ…一般的なドレッドノートサイズより一回り小さくてくびれてるやつ)のフォークギターを買いまして.

あるときに外でギターを弾く必要が出てきて,マイク近づけると風の音が気になるしってことで買ったのが,コンデンサマイクタイプのピックアップ.まぁ,正確に書くとマイクであってピックアップとは厳密に異なるような気がしないでもないけど.ピエゾタイプのピックアップでも良かったけど,ちょいと値が張るのと本体への取り付け方に不安があってコンデンサマイクにした.なおそのピックアップのお値段が10,000円.…あれ,ギターより高い:).で,ドリル使ってストラップピンのところに穴あけて,アンプ繋げるように改造したな,なんてことを思い出したわけですわ(アンプに繋いだら面白いほどハウるハウる:).今でもこのギター実家に会ってたまに帰るとちょっと弾くけどどんどん演奏が下手になっていく自分にムカつくので,ちょっと練習して勘が戻ってきたなぁ,ってころに帰阪するという…無意味!

通常ピックアップって「普通の」エレキギターについてるマグネットタイプのものと「普通の」エレアコについてるピエゾタイプのものがあるよね~.これも学生の頃,たまたま行った古本屋さんで「エレキギターの回路」みたいなマニアックな本が売ってあって安くって思わず買ってしまって「あーいつか自分でギター作りて~!」って思っているだけで12年が過ぎていきました.だってボディの加工めんどそうなんだもん,つう言い訳のひとつも考えてみたが,それはそれ,これはこれ.…まてよ,冷静に考えるとエレキなんだったらサウンドにこだわらなかったらどんな素材でもいいんじゃ…あー!これも無意味!!

でな,話は変わるんだけどな.明日うちの会社で行なわれる日本作業療法士協会のAAC系のセミナーに個人的に参加するんだけど….「第2回 「みんなで考えよう!IT活用支援」(大阪会場)」です.私,OTじゃないんですけどね.ちなみに情報提供,西日本福祉機器展でも開催されますよ→「第3回 「みんなで考えよう!IT活用支援」(九州会場)」…あ,明日が締め切りじゃん!興味ある人は急いで~.

なんかおもっきり話がずれたな….明日のセミナーで話が行なわれるであろう,コミュニケーション機器を使う場合,単純なメカニカルスイッチ(接点スイッチ)を使用することもあるんだけど,さまざまな症状に応じた随意的な動きをセンサで捉えてリレーで接点出力を出すこともある訳ですよ.うちの会社の製品名で書くとPPSスイッチ(ピエゾニューマティックセンサースイッチ)とかポイントタッチスイッチとかブレスマイクスイッチなんぞがあるわけです.それぞれ圧電・空気圧・静電容量・コンデンサマイクの入力をセンサリングして出力するんですな.他のメーカーさんの商品だと磁気センサを用いたスイッチもあるし….

で,ピックアップの話に戻ると….ピックアップのことを調べてて「あ~楽器のピックアップやスイッチってやっぱり似てるな~」なんて学生時代にフト思っていたことを10年ぶりぐらいに思い出したってこと.ギターだと磁気・圧力(ピエゾ)・コンデンサマイクだなぁって.静電容量ってなんだろうって考えてると,Led Zeppelinのジミー・ペイジがライブでテルミン演奏してたな~って,あれってアンテナとの距離から静電容量の変化を捉えて音声に変換してるんだったな~って.今までとは逆の発想で福祉機器って開発できんもんなんかいな,とおぼろげに感じているのです.

いつか何かを形にしたいよなぁ….と,まぁ今日はこんなところで.

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軽~くWebのことを考えてみる [e-AT・AAC(コラム)]

ここんとこお仕事でめっさWebに関わるようになりまして.いろんな業者さんとお話する機会も多く,なかなか興味深いお話が聞けるのが何だか楽しい訳です.

一口でWeb業者と言ってしまうのは簡単なんだけど,実際のところ「もともとこんなことやってましてん」とさまざまな業種が参入されているようで.簡単に思いつく範囲だとひたすらかっこいいものを追い求める「デザイン系」,元々はカタログ.会社案内を作っている「印刷系」市場・顧客を考えてサイト作りをしその結果を元にフィードバックをかける「マーケティングリサーチ系」,とりあえずパソコンでいろんなソフト組んでましたって感じの「プログラマ・システムエンジニア系」,広告だったら展示会の装飾から広告関連のことならなんでもやりまっせな「広告代理店系」…我ながらかなりステレオタイプ入ってるなと思いつつも,いろんな方にお会いして話ができたのは面白かったなぁ,と思ってみたり.

あくまで私個人の意見だし,このブログですらできていないことがあるのを承知で書くけど,基本的に官公庁・公共性の高い企業(交通機関・マスコミなんぞ)は次のことができるのが最低条件だと思ってるんですよ.

  1. ホームページがFlashがある場合は必ずスキップがあること
    これは納得する人多いでしょ.Flashって一見かっこいいけど,それって最初1回めだけで2回め以降はひたすら面白くない時間が過ぎていくだけだから.
  2. Flashに関しては必ず画像もしくは文字で代替されること
    Flashからいろんなページにリンクを張ってる場合があるけど,実際Flashインストールしてないって人やテキストブラウザ,音声ブラウザを考えると必要.
  3. 画像に関しては文字で代替されること
    これはこのブログで何度も書いてきたけどテキストブラウザ,音声ブラウザを考えると必要なこと.
  4. サイトを「キーボードだけ」もしくは「マウスだけ」で閲覧できること
    「キーボードだけ」ってのは主に視覚障害のある方が使用するテキストブラウザ,音声ブラウザの操作はキーボードのみで行なうから.逆に少ないけど「マウスだけ」って場合も肢体不自由の方の場合可能性は存在する.こちらは結構代替方法が豊富ですが.

ぶっちゃけてしまいますがこのブログだって全然満たしていない部分もあるわけで,ここまで書くことにかな~りの恥ずかしさを感じるのも事実.でも書かなきゃ忘れることだってあるじゃない,ってことでまとめた訳です.正味な話,W3Cのこと知ってても実践していないことかなり多いし….少なくともコレだけは,ってのを考えると上の4つを満たすことができれば,それなりに恥ずかしくないサイトだとは思うところです.

とりあえず今日はこんなところで~!
#CMS(Content Management System)でキッチリとしたものを作ろうとしたらどんぐらいカスタマイズしたらよいのやら…なんてことを考えたりしながら…


タイムタイマーウォッチを実際に買って付けてみた [e-AT・AAC(コラム)]

The Whoのファンだったら日本初単独公演のネタを,ノキアマニアだったらSymbian買収をネタを書くと思わせておいて触れない私(思いっきり接触してますが:).実はまた腕時計を買いまして….入社したばかりの頃は給料出るたびに「自分へのご褒美」とか言いながらswatchを買ったりしてたんだけどねぇ….この間買ったのはかなり「尋常ではない時計」だったし.

つことで買ったのは支援機器の分野の方なら多分聞いたことがあるであろう「タイムタイマーウォッチ」ね.アクセスインターナショナルさんの通販で買いました(ちなみに趣味で買ったから自腹ね).Tさん,Iさんありがとう!どんなものかは腕時計ではない普通のタイムタイマーを見たほうが分かりやすいかと思います.

簡単に書いてしまうと「時間の管理が難しい方が,『時間』を視覚的に分かりやすくするための支援機器」です.日本ではタイムエイドなどと言われることも多い機器ですね.自分が今仕事で行なっているセミナー先の学校や施設にもタイムタイマーが置かれていることが非常に多いんですよね.そんな私もタイムタイマーウォッチの実物を見たところ,妙に惹かれて買ってしまった次第.普通の腕時計としても使えるのがうれしいです(というか前買った腕時計は見た目時計ですら無い訳ですが…).

あくまでここでは腕時計として話を進めますが,面白いのはタイムタイマーのキモである「残り時間が視覚的にわかりやすい」ということを前面に出すために時計のフレームのところに書かれているのが残り時間になっているところね.アクセスさんのサイトで確認して欲しいのですが,一般的な時計だと時刻が刻まれてて時計回りに「12→1→2→…→11→12」って書かれてるじゃない.一歩踏み込むと分になって「0→5→10→…→55→0」になったりしますよね.タイムタイマーウォッチの場合,時計回りに「0→55→50→…→5→0」になってるのな.

知らない人が見たら「?…もしかして逆回転時計?」みたいに見えるかな~と思わせるのが個人的にポイントが高いところでして.で,タネあかしをするとなるほどなぁ,と思わせるだけでなく,なんでこんなシステムのものが必要なのかを知ってもらうこともできるという一石二鳥.今のところ会社の人にしか見せてないんだけどね~.見た目普通の腕時計だし,見せた人タイムエイドのこと分かってる人ばかりだし.

微妙にというか思いっきり同業他社さんの製品を紹介してみましたが如何?せっかく身に着ける支援機器(福祉機器に置き換えても可)なんだしかっこよかったり,かわいいものつけたいって思うのが普通だよなぁ,なんて思ったもので.今日はこんなところで.

追記:
タイムタイマーウォッチを実際に付けてみて分かったけど液晶のアナログ表示の「時針」にも工夫があるのね.付けてみて はじめて分かった 奥深さ.


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それは正解の無い問題 [e-AT・AAC(コラム)]

うちの会社に入社した新入社員の研修にて….今,私が全国を飛び回って行なっているエーブルネット社のセミナーをVOCA体験つきでやったんだけんども.

正直な話をすると自分自身が特別支援学校の教員や療育園のセラピスト・指導員の皆さんを前にセミナーを行なうときも誤解を恐れずに書けば「100%の人に満足してもらえて,100%の人がセミナーを参考に今後の授業や療育を行なう」ことは考えていない.だって,AACの考え方が日本に入ってきてから10数年たったけど,未だに「コレが正しい」というものは見えていないし,多分これからも見えてこないだろう.

私はセミナーの中で「VOCAに入れるメッセージには正解はない.ただ,うまくメッセージを入れることでユーザーである子どもがより簡単により多くの経験を得ることができる」と思っている.セミナーではVOCAを使った事例を紹介しているけど,他にも障害のある子どもが参加する方法ってのはある.ただセミナーでは「VOCAは要は単なる道具.使いこなすとても素晴らしい結果を得ることもあるけれども,使いこなせないと単なる『音の出る機械』にしかならない」ということを必ず伝えるようにしている.

また事例紹介の中に「VOCAを使うことに固執しるぎると失敗することもある.いかに障害のある子どもが人とコミュニケーションする状況を作り出すのが大切」なんてことも言うようにしている.正味な話,VOCAを使うことは「手段」であって「目標」ではないことを知っていただいた上でVOCAを使いこなそうというテーマで話をしているというちょっとばかしまとめることが難しいことをセミナーの中で話しているわけだ.

しかし今日の研修では失敗したな….VOCAやAACというコトバの説明はしたけども,対象となる様々な疾患・障害についてはあまり深く説明しなかった(自閉症だけはうちの会社でも関わっている社員が多くないためちょっとした例え話で説明をしたけども).この説明じゃ「録音した音を再生するコミュニケーションをするための機器があるのねぇ」で止まっているような気がして….せめて「エーブルネット社のVOCAはコミュニケーションを行なうことも可能だが,むしろ『コミュニケーションを行なう機会や場面を作るための道具』として考えて欲しい」ということが伝わっていれば良いんだけどねぇ.

まぁうちの会社の話をするのもアレなんだが,明日が期末.今日研修を行なった連中は様々なところでVOCAに関することを聞かれるかと思う.そんなときに「あ,くろしまっていう詳しい人がいたよな」と思い出してもらえれば,ギリギリ合格点かな,つう気がする.

レイニーブルーな日に研修会があったのを原因にはしたくないけど,正直雨の日は頭痛はするし微熱はでるしで体調良くない日が多いのよね.そんな日でもセミナーや研修ができるってのは自分が回復している証拠なんだけどねぇ.そろそろいい加減頭の中にいる「黒い犬」の方に去っていただきたいことしきりです.明日は取説の作成か.セミナーは外向きに精神使うけど,取説やマニュアル作成は内向きに神経つかうからね.ぎりぎりの状態が続く時期だけど,「がんばる」一歩の手前で自重することを心掛けるかな.

今日はこんなところで.


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同窓会じゃないよ [e-AT・AAC(コラム)]

東北での一コマ.夜の秋田の懇親会にて.

私の並んだ列がなんとも言えず凄い.全てもと私の勤めるP社にいた人ばかりで….私が左端で,となりに直上の上司だったC社のNさん,そのとなりにNさんの上司だったA社のTさん,ちなみにTさん私が就職活動をしていた際,面談をしてくれた方です.で,そのとなりが私の今の上司のHさん.なんだこりゃって感じで.流石にAACの世界では知らない人はいないN先生やS先生も「やけにP社の人が多いな」とおっしゃるような状態でして….ホント同窓会かよ!って感じ?

まぁ,冗談はさておきAAC関連業界にうちの会社のOBがいるってのは,ビジネスとしてみたらやりにくいこともあるわけだけど,「実はうちの会社ってすごいじゃん」と思う瞬間でもありまして.私や後輩のN君の場合,学生時代から福祉機器に関わって(しかも私が関わっていたのはもろAAC・AT・支援機器系のことだった)いたのでそれほど感じないが,P…めんどくさくなってきたパシフィックサプライでいこう,パシフィックでAACを叩き上げられた人たちがこの業界の重要な位置にいるってのはやっぱりパシフィックってすごいんじゃなーの,って感じてしまいます.(なんで辞めたかは書かないけど,きちんと送別会をして退職されたので蟠りもないし)

で,セミナーのときの展示でも時間が余っているときに,ごくごく普通にコムフレンド(いっちゃった…)さんのところにいって「Uシンボル良いですよねぇ.うちのH(AAC界では重鎮)が絶賛してましたよ」で笑いを取り~の,アクセスインターナショナルさん(あっ…)のところにいって「個人的にタイムタイマーウォッチ欲しいんですよねぇ」とよく分からないお願いをしてみたり(どうやら手に入れれそう,自分のセミナーのときにあの時計と一緒にダブルで腕時計をしてみるかな),よく言えばアットホームなセミナーでしたね.

もちろんアクセス,コムフレンド,パシフィック全て競合商品があるわけですが,それを世に広めることができたのは,今はライバル会社に行かれてしまった皆さんの努力もあってのことだからね.市場を作ってくれたことには感謝したいと思っています.何より競合商品があるってことは,エンドユーザーさんにとっても「選ぶことのできる商品が増える」ってのは重要だからね.

私自身は未だに「いつか世界中の人が障害のあるなしに関係なくコミュニケーションできるツールを作ってやる」って夢はまだ消えてないけどね.こういう展示会でいろいろな人の意見が聞けるというのがこんなにも役に立つものかいなと改めて感心しました.

いろいろとセミナーや製品導入の準備でバタバタしつつも自分の前の記事と同様,自分を再確認するために記事にしてみました.では~.


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車窓を超高速で吹っ飛んで行く景色を横目に見ながら、自分がなりたかったものやなりたいもの、そしてやりたいことややるべきことをいろいろと考えてみた [e-AT・AAC(コラム)]

おととい,昨日と東北に行っておりました.理由はATACセミナー2008in秋田・八戸の展示に参加するため.八戸→東京→新大阪と東北新幹線・東海道新幹線をほぼコンプリートしそうな帰りの新幹線の中で,ちょいとネタをまとめたので記事にしておこうかな.

つことで,先日記事にしたATACセミナーの展示を終え帰阪中.東北新幹線→東海道新幹線乗り継いでいまのぞみの中で記事書いてます.いやぁ八戸で一便早いはやてにのることができてどうにか終電ではなく大阪まで帰れそうです.

実は私自身ATACカンファレンスには展示と自社セミナーだけとは言え何度も参加しているのですが,今回のように夏に行なっているATACセミナーに参加するのは初めてだった訳ですね.しかも開催場所は東北地域(秋田・八戸)ということで,楽しみながらセミナーを聴いて,その合間に展示をしつつも「日本国内でも支援技術の情報に関して温度差がまだまだあるよなぁ」なんてことを感じてしまいました.私自身,秋田・八戸に行ったのは初めてでしたし…

自分が今仕事で行なっているセミナーなんて,今回のATACセミナーの中で言うとホンの一部(コミュニケーションの経験を積む・因果関係を学ぶなどなど)のことなんだけども,この部分のことをを日本中の特別支援教育に関わる方や療育に関わる方に,しつこいくらいにお伝えし続けていくことが今の自分がやらなきゃいけないことなのかなぁ,と再認識しました.特になぁ,個人的には「ビッグマックを単なる1つのコトバを出す機械だけで終わらせないには場面作りや工夫が必要」とか「人とコミュニケーションをするときには時として文学的な才能が必要なこともある」とか….どのようにして自分の中に取り込んでいこうかな,と.

ここんとこ仕事ネタが増えていますが,今日はこんなところで.

追記:
そういうことを言い始めると,このblogで停止したまんまの「e-AT/AAC/PC辞典」はどうなの,思いっきり支援技術のことに関わりまくりじゃん,なんて聞こえてきそうですが,こっちはライフワークですから:).つか,とっとと新しい項目の内容を考えろやってとこですが….


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バリアフリー2008終了しました~ [e-AT・AAC(コラム)]

ということで25・26・27日と3日間インテックス大阪で「バリアフリー2008」終了しました~!展示をした方,展示を見にきた方,どちらもおつかれさまでした.このクラスの展示会になるとブースを1日で全部まわるのかなりしんどい,というかほぼ不可能なんでね.

今回展示していて感じたことが数点.ちなみに私は意思伝達装置で有名なメーカーブースに立っていたんですね.販社の立場で.まぁ,私の会社のスイッチや入力支援機器も展示させてもらったんですが….学生さんと公的機関の方に関して思うことがあったので簡単に.

まずは学生さん.まぁ授業やセミナーのレポートを書くためとかいろいろな理由で展示会に来ていると思うんですよね.もちろん真面目な学生さんもいるし,明らかに斜め上からの視点で見て展示員に対してタメ口でしゃべる学生さんもいるわけなんですが(別に腹を立てるでもなく「青いなぁ,でも直しておいた方がいいよ」と思った程度).でもどんな学生でも説明は確実にしておかないとね.数年後には介護・福祉・医療・教育の現場で働くことになる訳だから.

彼らが将来意思伝達装置や会話補助装置が必要となる人と接することもあると思うんですよ.そんなときに彼らの頭の片隅に「重度の障害でコミュニケーションを取るのが難しい方のための機械があったなぁ」と残っていてくれればそれでいいんです.だからあえて学生さんにもすでに現場で働いている方に説明する内容を少しだけ噛み砕いて説明しました.分かりにかったかもしれないけど,役に立つときは必ずやってくるから.

次,公的機関の方.「公的機関」といっても様々な職種があるので一概には言えないことを承知で書きます.重度障害者用意思伝達装置が日常生活用具の給付から補装具の支給に変わったことくらい分かっておいて欲しい!…う~んこんな書き方をして良いか悩んだけどそのまま書こう,一部公的機関(しかもかなり福祉機器に精通していないとえらいことになってしまう部署の方)が,このことを知らなかったのはかなりショックでした.

あとね別の公的機関の方にもう1つ.今は意思伝達装置が必要な人がいないから伝の心は今日はみなくてもいいや.…いやいやいやそれを口に出してしまうのもかなりビックリなんだけど,それは違うでしょ.コミュニケーションができないことに困って公的機関来る訳ですよ.そのときに機器のことを知っているのとそうでないのでは全く対応が変わってしまうじゃん!当然対象者の方が来てからメーカーに連絡をとることになりますわな.この段階で時間を浪費してしまいますわな.しかも対象の方は大方ALSのような進行性疾患の方.時間を浪費することが何を意味するか,言わずもがなですね.

別に公的機関の方のことを批判しているわけじゃないんです.一部こういう方がいるという現状が解せないんです.こんなことを書いたら私も青いとか言われるかもしれないですが,自分が病気になってなにかの支給を受ける必要が出てきたときに,こんな人が担当になったことを考えるとかなりキツイ.別に私が機器を売りたいから書いてるんじゃなくって,もし自分がって考えるとちょっとって思いません?

ちょっとだけマイナス思考なことを書いてしまいましたが,バリアフリー2008自体は盛況に終わりました.この金・土・日開催っていうのはかなり辛いものがあるんですが,今年の様子だと来年もこれでOKじゃないですかね.ただし!ゴールデンウィークの影響を受けないようもう1週繰り上げて(というか従来の週に戻して)開催してください.その方が展示をする方見る方どっちにとっても便利だと思うので.

ということで「バリアフリー2008」ネタでした.「バリアフリー2009」でお会いしましょう!では~.

追記:
いろいろと「バリアフリー2008」のことを書いたblogやmixiの日記を読むとなかなか面白いね.私自身他のブースの展示(自社ブースも)は見れなかったので.今後の参考のため,と.


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バリアフリー2008の時期ですね [e-AT・AAC(コラム)]

インテックス大阪で行なわれるバリアフリー展といえば桜が散った時期(競馬をする私にしてみれば「中山グランドジャンプ」「皐月賞」が行なわれる週)に行なわれるんですが,今年は1週遅れの開催ですね.しか~も,一般の方が参加しやすいように例年は木金土が展示日なんですが,今年は金土日(25~27日).多くの方が参加すれば良いのですが,今年の展示日を聞いたとき「おいおい微妙に黄金週間に掛かっとん違いますの?」と突っ込んだことはまぁ置いておこう.詳しくは「バリアフリー2008」の公式サイトで確認してみてください.

当然私,バリアフリーの展示に立つことが多いのですが,自社ブースに立つことが少ないんですよね.去年に引き続いて今年もメーカーさんのブースで展示に立ちます(今年4回目で自社ブース2回のメーカーブース2回か).自社ブースは5号館にありますが,今年私は3号館にいます.e-AT系のブースが固まっているところのどこか(つかこの段階でどこのメーカーのブースに立つか分かる人は分かってしまいますが:)でいますので,見つけたらお気軽に声を掛けてください.

普段は小児系のコミュニケーション機器に関するお仕事をしていることがほとんどなのですが,こういったバリアフリー展のようなところで成人向けのコミュニケーション機器のメーカーさんのブースに立つってのも自分の中でいい刺激になりますな.実際,去年紹介した商品と今年紹介する商品では中身が全く違うものになってるし….もちろんある程度までは説明できますが,さすがに今年は去年より勉強しておかないとな~,なんて考えているところです.

今日は短いけど,こんなところで.バリアフリー2008,西日本で最大の福祉機器の展示会なで興味のある方はぜひともインテックス大阪まで来てくださいませ~.では.


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YouTubeでAssistive Technologyを検索してみた [e-AT・AAC(コラム)]

出張先の広島でこの文章を書いてます.

このブログの常連さんなら記事の書き始めが「Jobs」のコトバの場合,セミナーが近いということが分かるかと思いますが,まさにそのセミナーの初日が終わりホテルに着いたところです.1日2本はちょっとしんどいけど,効率いいし反省点をすぐに次に活かせるなぁと思い,自分自身楽しみながらセミナーをしています.

そのセミナーの中でビデオをお見せすることが多いのですが,今日はそんなお話を.実はその動画,メーカーのサイトにもアップされているし,なんとYouTubeにもアップされているんですね.時間的にちょっと長めなので細かいところはYouTubeなり,メーカーのサイトで見てくださいねっていうことが多いのですが,先ほどYouTubeで確認しました.いや便利ですね,ホント.

で,今YouTubeでそのセミナーを使った動画やその他の動画を見て感じたこと.いや,ここまで海外の事情が簡単に分かるのはすごいし,なんと言っても支援機器のユーザーが自ら機器を使って自分のしていることを説明していることを説明しているのを見て「こりゃ自分たちもアンテナを張っていないとアクティブなユーザーさんに立ち向かえんな」なんて感じました.

ちなみにYouTubeで「Assistive Technology」で検索した結果がこちら.

 http://www.youtube.com/results?search_query=Assistive+Technology (YouTube)

ね,凄いでしょ.なんたって北米・北欧は方向性は違えど日本より数段支援機器の数が多く,なおかつ手に入れやすい環境にあるわけでして.しかもユーザーさん自身が自分の意思で動画で機器に関する感想や情報を発信している訳で,これほど説得力のあるものはないなぁと強く感じた次第.

いずれにせよインターネットつうもんは基本国境はないですからね.日本でも簡単にこんな動画がお手軽に見ることのできる状態になったというのは,私はうれしいと感じるとともにより支援機器やAACに関する知識を今より更に上のレベルに高めにゃいかんなぁなんて強く感じているところです.

肩に力を入れすぎることはないだろうけども,先ほどのYouTubeの動画を見てこの文章を書いていて,不思議な感覚がしているので.今日はこんなところで.


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