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荒れたレースを制するものは…(2006F1第3戦オーストラリアGP) [F1]

4月2日,オーストラリアの公園周回路を使用した中高速サーキット,メルボルンはアルバートパークサーキットで行なわれた2006年F1第3戦オーストラリアGPを回顧.決勝当日の天候は曇.パーマネントサーキットでは無いため,非常にスリッピーな路面とコースのすぐ脇にあるコンクリートウォールにより非常に荒れたレースとなった.

  • バトン,オールホンダとしては38年振りのPP獲得
    予選は第1セッションで井出(スーパーアグリ・ホンダ)のクラッシュにより赤旗中断.これにより混乱が発生,セッション再開後タイムアタックを行なうバリチェロ(ホンダ)が井出のトラフィックに引っかかりタイムを出せずノックアウト.その他スーパーアグリとミッドランドの2台,スピード(トロロッソ・コスワース)がここで姿を消してしまう.
    続く第2セッション,今度はマッサ(フェラーリ)がクラッシュし赤旗中断.ここでトラフィックに引っかかったのがM.シューマッハ(フェラーリ)とロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース).フェラーリ2台がここで姿を消してしまう.あとこのセッションでノックアウトされたのがレッドブル・フェラーリの2台とリウッツィ(トロロッソ・コスワース),ロズベルグ.
    最終セッション,勢いを感じる走りでポールポジションを獲得したのがバトン(ホンダ).オールホンダとしては69年イタリアGPのジョン・サーティース以来38年振りのポールポジションとなる.以下続くのがフィジケラ(ルノー),アロンソ(ルノー)のルノー勢,その後方にライコネン(マクラーレン・メルセデス),モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)の隊列となった.
    予選で既に赤旗中断が2回.これが大混乱のレースの序章となるのである.それにしても予選は速いバトン.レースではどうなのか….
  • スタート大混乱!
    スタートの前のフォーメーションラップ,まずここでトラブルが発生.何をしようとしたのかモントーヤが最終コーナー立ち上がりでスピン,コースを半分塞いでしまう.グリッドについたマシンでは2番グリッドのフィジケラがエンジンストール.このことによりスタートはアボート,エクストラフォーメーションラップが行なわれる.当然原因を作ったフィジケラは最後尾に(実際にはピットスタート).何故かモントーヤは自身の5番グリッドに復帰,このあたり何か微妙….
    ようやくスタート!PPバトン,アロンソとサイドバイサイドになるもここは意地でトップを死守.ところが後方でアクシデント発生.マッサとロズベルグが接触.マッサはタイヤバリアに激突,ロズベルグもリアウイングを破損,ピットに戻るもののリタイア.それとは別にクルサード(レッドブル・フェラーリ)と接触したトゥルーリ(トヨタ)がサスペンションを破損リタイアとなる.コース上にはマッサのマシンからばら撒かれたパーツが散乱.いきなりセーフティカーの導入.
  • 佐藤(スーパーアグリ・ホンダ),抜群のスタートで12位浮上
    絶妙のスタートを決めた佐藤,混乱を尻目に21番グリッドから一気に12位に浮上!マシンがマシンだけにバリチェロ,クルサードを押さえ込んでしまいドライビングスクール状態になってしまう.が,同一周回だけに仕方が無い,のかな?
  • 再スタートでアロンソがトップに
    4周め,セーフティカーがピットに戻り再スタート!最終コーナーからスリップに入り抜群のタイミングでコントロールラインを通過したアロンソ,あっさりとバトンを攻略,トップに浮上するのだが….
  • クリエン,大クラッシュ2度めのセーフティカー導入
    再スタートのラップでクリエンがマシントラブルによるものと思われる挙動で13コーナー手前でアウト側のウォールに激しくクラッシュ,危険なクラッシュだったが幸いクリエンは無事.コース上に散乱したパーツの除去のため2度めのセーフティカー導入.あぁ,タイヤがまた冷える….
  • 再々スタート,今度はライコネンがパス
    9週め再スタート,今度はライコネンがバトンをパス!バトンのタイヤに問題があるのか単にローリングスタートが下手なのか…再スタートの度に順位を下げていくバトン.しかもラップタイムが遅くここでも渋滞が発生.
  • リウッツィ,M.シューマッハをパス!
    11番グリッドからスタートのM.シューマッハ,なんとトロロッソのリウッツィにパスされてしまう.トロロッソの前進はミナルディ,しかもレッドブル・フェラーリのセカンドチームである.このレース,全くフェラーリに精彩が無いなぁと思っていたのだが….
  • ウェバー,地元グランプリで無念のリタイア
    各車1回めのピット作業を行なう中,オージードライバーのウェバーが当座のトップを走行,したと思った次の瞬間スローダウン….無念のギアボックストラブル.ここでウィリアムズ全滅.
  • M.シューマッハ最終コーナーでクラッシュ
    リウツッイに抜かれてからグリーン上を走ったり縁石を超えたりと非常に苦しい走りをしていたM.シューマッハ,33周めの最終コーナーでとうとうクラッシュ.コーナー上に三度マシンの破片を除去するべくセーフティカーが介入.フェラーリも全滅….このタイミングで各車2度めのピット作業を行なう.残り20周でレース再開.周回遅れを交えながらハイドフェルド(ザウバーBMW),ライコネン,バトン,R.シューマッハ(トヨタ)のバトルが激化したと思った矢先…
  • リウッツィ,コースを横切る大クラッシュ
    再スタート直後の3コーナー手前でリウッツィがイン側に振られバランスを崩しアウト側ウォールにクラッシュ!そのまま再度イン側ウォールまで跳ね返ってくる.リウッツィは無事.また,レース再開後の超密集状態の中の出来事で単独クラッシュで終わったのは不幸中の幸いといったところだろう.当然セーフティカーが導入される.残り17周でレース再開.
  • モントーヤ,コースアウトでサスペンション破損
    46週め,モントーヤが最終コーナーで挙動を乱し縁石に乗り上げサスペンションを破損.今回もモントーヤ,いいところ無し….
  • 結局最後に笑ったのはアロンソ
    荒れたレースの中淡々とトップを走行続けたアロンソが地味ながら安定した走りで優勝.2位が接近戦を繰り広げたライコネン.3位にトヨタのR.シューマッハが今期初の表彰台獲得,ペナルティを受けながらも表彰台までマシンを持ってきたR.シューマッハは評価して然るべきであろう.4位にハイドフェルド,5位フィジケラ,6位ヴィルヌーブ(ザウバーBMW),7位にバリチェロ,8位はスピード(トロロッソ・コスワース)が黄旗追い越しのため25秒タイム加算のペナルティを受けクルサードが繰上げで最後の1ポイントを獲得.終始不安定な走りだったバトンは最終周の最終コーナー手前でド派手なエンジンブロー.結局10位完走扱い.アルバース(ミッドランド・トヨタ)が11位,そして佐藤,井出がそれぞれ12位,13位でスーパーアグリの第一目標,2台完走を達成.

結果完走はたったの13台.不安定な天候によりラバーの乗っていない極めてスリッピーであった路面に加え,いつぞやのインディ500のように「冷えたタイヤでスタート→クラッシュ発生→セーフティカー導入でタイヤが冷える→そのままスタート→クラッシュ発生→…」の悪循環に陥った,締まりの無い危険なレースだった,というのが私見である.そんな中,優勝したアロンソ,2台入賞を果たしたルノーとザウバーBMWの安定した走りは評価してよいだろう.スーパーアグリもトップチームとは絶望的な開きがあるが堅実に2台完走.更なる努力を期待したい.

第4戦,イタリア・イモラサーキットで行なわれるサンマリノGPは決勝4月23日.いよいよヨーロッパラウンドの開幕.中間2週あるためマシンも進化することだろう.次は後味の良いレースを観たい.というところで.


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コメント 3

masayu

TBありがとうございます
間違ったTBも載せてしまったので
そちらの方で削除お願いします。
今後ともよろしく。
by masayu (2006-04-04 18:23) 

as

いやぁ、凄いレースでしたね。フェラーリファンとしてはドライバー二人が無事で何よりです。次回からいよいよヨーロッパラウンドです。サンマリノはフェラーリの聖地、ここで踏ん張らないとルノーと開いてしまった差を埋めることが困難になりそうなので、ハラハラしながら応援します!
by as (2006-04-04 21:01) 

yas-shi

masaruさま,asさま,コメントありがとうございます.
ホント事故でけが人が出なくて一安心です.
天候からくるタイヤの状態でクラッシュがまたクラッシュを呼ぶ
最悪の状況でしたからね.
次回からのヨーロッパラウンド,熱狂的ティフォシのasさん応援の
フェラーリをはじめ,マクラーレン,ウィリアムズに期待したいです.
masaruさま,今後も何卒よろしくです!
by yas-shi (2006-04-04 22:58) 

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